番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
稲井良介(朝日新聞山口総局長)
西生公一(山口県総合企画部次長)
第215回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2015年02月24日(火) |
---|---|
開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役編成局長 岡田伸之、 |
議事録
課題番組である「アサデス。九州・山口」について審議が行われました。
- 西松屋チェーンの特集は、大手電機メーカーに勤めていた技術者が、西松屋に転職してベビーカーなどを開発するという話で、なぜそうなったのかと謎解きをしていくようなところがたいへん面白かった。
- 「美容ポリス」「チューモク」「考えるヒント」「おとなのオンナTV」「パワーアップ九州・山口」など、しっかり企画され時間をかけて作り込んであるコーナーが多く、たいへん楽しむことができた。
- 「美食キャスター」の、サバの完全養殖や水素水散布で糖度・収穫量がアップしたイチゴ栽培の話題は、どちらも初めて知るもので興味深かった。ただ、サバがいくらぐらいで市場に出回るのか、価格のことも紹介してほしかった。
- 他局の情報番組とそれほど差異はないので、仮にこの番組がなかったとしても別に困らない。他局と違うこの番組独自の特色、コンセプトが見えてこない感じがした。
- 全国で活躍しているタレントさんは要らないのではないか、むしろ局アナや地元のタレントさんを出したほうがいいのではないかという気がした。
- 「アサデス。九州・山口」とタイトルにあるが、下関の昭和病院と防府の鞠生幼稚園がほんの十数秒出てくる程度であった。山口の視聴者にとっては、地元の話題がないと興味が半減するのではないかと思う。
- 視聴者は、新聞の番組表を見てチャンネルを決めるので、タイトル、サブタイトル、説明を含めて、番組の内容を的確に魅力的に表現するものを選んでほしいと思う。
- 一つの話題を無理に引き伸ばしているような放送回もあった。視聴者を飽きさせないためには、30分の中に二つか三つの話題を盛り込んだほうが面白いものになったのではないかと思う。
- ショッピングの話題なのか、コマーシャルなのか、ほとんど区別がつかない内容がある。「アサデス。九州・山口」を見るつもりだったのに、後からショッピング番組だったということが分かったことがあった。
- 「アサデス」とタイトルが付いているが、特に朝と関係ない番組のようである。朝の意味があるような話題を一貫してテーマにしないと、視聴者にタイトルと内容が一致していない印象を与えてしまうのではないか。
次回開催日は2015年3月24日です。