番組審議会とは

放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長

福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)

副委員長

佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)

委員

藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
稲井良介(朝日新聞山口総局長)
西生公一(山口県総合企画部次長)

第220回 放送番組審議会

概要

開催年月日 2015年08月04日(火)
開催場所 山口朝日放送本社 役員会議室
出席委員名

福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、稲井良介委員

会社側出席者

代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役 岡田伸之、
取締役総務局長 藤井政之、取締役報道制作局長 芳沢重雄、
取締役技術局長 小川容、編成局長 赤穴泰博、
編成局次長兼編成業務部長 藤本郷史、報道制作部主任 岡野圭佑、
番組審議会事務局長 数井英司

議事録

課題番組の「きらり夏2015 第97回全国高等学校野球選手権 山口大会」と、系列番審代表者会議の議題「地域のためにテレビができること」について審議が行われました。

①「きらり夏 2015」

  • 事前にインタビューされたコメントなどが、ところどころにいいタイミングで紹介されていた。それを聞くと、高校野球の面白さが私たちにも実感できるような気がした。
  • 3塁側からの引いた画面でリプレーがあったが、野手や走者などの全体の動きが見られるので、あの手法はたいへん良かったと思う。
  • アナウンサー全員が、使命感に燃えて懸命に取り組んでいるように感じた。初めてとは思えないほど、場慣れした安定感やうまさを感じる人もいた。全員、合格点だと思う。
  • 選手のエラーに対して、アナウンサーが非常に気を遣った表現をしていたが、あまりに遠慮しすぎているような感じがした。
  • 高校野球は学校教育の一環で、開・閉会式は、試合と不離一体の大切な行事だと思う。このセレモニーの様子が、きちんとした形で視聴者に届くような放送をしてもらいたい。
  • アナウンサーの優れた表現でも、ゲーム中に何度も繰り返すと、耳障りになってくることがある。表現に変化を持たせる工夫が必要だと思う。
  • 準決勝第1試合の冒頭に、ゲストの人が、これが事実上の決勝戦だというふうな発言をしていたが、高校野球の解説としては、少し配慮に欠けたコメントで違和感を覚えた。
  • 「Jチャンやまぐち」の開幕前の企画として、シード校紹介が毎年恒例になっているが、シード校にこだわらずに、y a b 独自の視点で学校を取り上げてもいいのではないか。

 

②「地域のためにテレビができること」

  • 全国的なニュースがあったとき、山口にはどういう影響が出てくるのかという視点でニュースを掘り起こしていくことが必要ではないか。それが、地元のテレビ局として、地域の人びとにとって、有益な情報を発信していくということにつながってくる。
  • テレビには調査報道も必要だと思う。テレビ局は、あったことを伝えるだけでなく、掘り起こさなければ知られなかった事実を伝えるということが、もう一つの柱として、たいへん大事ではないかと思う。
  • 毎月の視聴者応答記録を見ると、視聴者はごく身近な身の回りの情報を欲しているように感じる。昔の井戸端会議のような情報交換の場としての機能を、ローカルテレビに求めているのではないか。
  • 地方の人口がどんどん減っている中で、ローカル放送の場合は、視聴率よりも、むしろ視聴者数という視点のほうが大事なのではないかと思う。
  • 自主制作番組を作る場合、中央からタレントを呼んで来て、その力を借りて作るということが多いが、やはり地元のタレントを育ててほしい。
  • サッカーのレノファ山口が快進撃をしているが、県民が揃って応援する、元気になるという意味では、とてもいい素材だと思う。いまメディア挙げて、山口県の魅力を内外にアピールするチャンスだと思う。

次回開催日は2015年9月29日です。