番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
樫村伸哉(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
黒神直大(遠石八幡宮宮司、周南市体育協会会長)
北村敏克(山口県総合企画部次長)
第234回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2017年01月31日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、矢野道代委員、吉本秀子委員、酒田義矢委員、北村敏克委員、樫村伸哉委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役経営企画・総務担当 岡田伸之、 |
議事録
課題番組の「第17回維新の里 萩城下町マラソン」について審議が行われました。
- 市民マラソンの、順位だけではない、楽しさや良さが十分表れているように思った。また、yabの二人の新人アナウンサーがハーフマラソンを完走したということで、視聴者の中には自分も挑戦してみたいと思った人もいるのではないか。
- 実況の八谷さんや楢﨑さん、ナレーションの伊藤さんなど、お馴染みのyabのアナウンサーが出ていて、親しみを感じて、安心して見ることができた。yabの皆さんが力を合わせて作った番組だということが感じられた。
- 以前の番審で、もっと市民ランナーやボランティアの人たちの顔を画面に出してほしいといった要望を出したが、そういった意見が番組にいろいろ反映されて、たいへんいい番組になったという印象を受けた。
- 市民マラソンの番組の作り方はいろいろあると思うが、いい悪いというのではなくて、今回の番組はドキュメンタリータッチで作られていて、非常に重厚な作り方だったように思う。
- 走り終えて次々にゴールするランナーの生き生きした表情を、番組の最初に映し出していたのは、視聴者の目を引き付ける上で、たいへんいい番組構成だったと思う。
- ・菊ヶ浜、橋本川、武家屋敷など、上空から萩の町並みを撮った映像を見て、久し振りに萩の町を堪能することができた。走るコースや選手たちの表情も丁寧に映し出してくれて、たいへん見ごたえがあった。年々、番組作りが上手になっているという感じがした。
- 競技マラソンではなく市民マラソンなので、参加していない人にとっては、あまり興味が持てないのではないかと思っていたが、内容はストーリー性があって、丁寧に作り込んであったので、思わず引き込まれて、1時間見てしまった。それまで見ず知らずだった女性二人が、ゴール後に抱き合ってお互いの健闘を称え合っていたが、知らない人同士でも心が通じ合ったという、この大会を象徴するようなシーンを見て、心が温かくなるような気分になった。
- この番組は地域番組というだけではなく、基本的にはスポーツ番組だと思うので、視聴者としては、箱根駅伝のように、ランナーが走る格好良さがもっと生き生きと描かれると、番組としてますます充実してくるのではないかと思った。
- マラソン番組にしては、競技全体の描写がなくて、ほとんどゴールの場面だけであった。ハーフマラソンの上位の男性が少し映っただけだったので、競技を見ている側からすると、それが少し物足りなかったのではないかと思う。
- 川北アナと清水アナのコンビは、次回はタイムも大事だが、お互いの役どころを研究して、さらにそれぞれの持ち味を発揮してもらいたいと思う。
- 箱根駅伝のように、スポーツはやはりリアルタイムで放送するものだと思う。だからこそ、生のスポーツの実感、ワクワクさせるものがあるのだと思う。そのワクワク感を出していくことが、萩城下町マラソンの課題ではないかと思う。
- 自分が走っている姿が映っていると、その人はテレビを見ると思うので、参加者を増やすという意味では、定点観測的に選手を映し出すような手法も考えていいのではないかと思う。
- ゴール前で二人の選手の競り合いになったとき、アナウンサーが何度か「ゼッケン番号何番の何とかさん」と紹介していたが、視聴者には画面からゼッケン番号が見えないので、どちらの選手のことを言っているか分からなかった。紹介の仕方を工夫すべきだと思う。
次回開催日は2017年2月28日(火)です。