番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
樫村伸哉(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
黒神直大(遠石八幡宮宮司、周南市体育協会会長)
福田浩治(山口県総合企画部次長)
第242回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2017年10月31日(火) |
---|---|
開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 |
議事録
課題番組である「Jチャンやまぐち」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
・生番組なので、キャスターの実力がよく分かると思う。沖田アナと伊藤アナのコンビは、二人とも知的なイメージがあり、見ていて安心感がある。視聴率が上がってきているというのも、この二人の好感度が高いためではないかと思う。
・選挙に関しては、非常に公平に報道していたと思う。街の有権者の声についても、たいへん公平に取材・編集して報道していたように思う。
・ローカルニュースにも、地元の自分たちが知らないニュースがたくさんあることに、改めて気づかされた。引きこもり支援のフォーラムや、線維筋痛症についてのニュースは、もっと深く取材してもよい話題だと思った。
・「みんなのレノファ」の楢﨑アナの解説は、もう少し辛口であってもいいとは思うが、試合の見方、見どころ、楽しみ方なども教えてもらえて、たいへんためになる解説だと思う。
・スタジオの外に取材に出たときの二人のキャスターは、非常に表情が豊かで、伸びやかな感じがする。特に男性キャスターについては、こんなに笑顔の多い人だったのかと感じた。
・選挙投票日の前々日に、かなり長い時間をとって、老若男女さまざまな有権者の声を、周南、岩国、宇部、下関と、4選挙区すべてにわたって紹介したのは、たいへん良い企画だったと思う。
といった意見が出された。その一方で、
・県や自治体などのいわゆる報道発表を、各局ともほぼそのまま同じ内容で、同じ時間帯に報道しているように感じる。もう少し記者独自の目線で突っ込んで取材して報道すれば、視聴者にとって、もっと面白いニュースになるのではないかと思う。
・ローカル放送では、取材を受けた人が、いわゆる方言で答えているが、テレビの字幕上では共通語で表されている。そうすると、話をしている人の微妙なニュアンスが伝わらないのではないかと感じた。特に子供やお年寄りの場合は、工夫が必要ではないかと思った。
・情報番組には天気予報が定番のようにあるが、果たして本当に必要なのかどうか考えてみてもよいのではないか。天気予報はいまレーダーチャンネルですぐに見られるし、そのほうがより細かい情報を得られる。その時間に、もっと違うニュースを伝えるほうが有意義ではないかと思う。
・4時50分からの「スーパーJチャンネル」から「Jチャンやまぐち」へ、非常に自然に画面が切り替わるのはたいへん良いと思うが、そろそろ「Jチャンやまぐち」のタイトルから「Jチャン」を外してもいいのではないか、それぐらい独立した番組になっているように思う。
・スタジオのバックは落ち着いた雰囲気ではあるが、少し寂しい感じもする。
・選挙翌日に山口1区で当選した高村正大さんをスタジオに招いて話を聞いていたが、できればその日の有権者の声、たとえばこういう政権運営をお願いしたい、といった声などを紹介したほうがよかったのではないかと思った。
・その日の午後、「Jチャンやまぐち」が始まる前に、今日はこういう特集があるという事前予告を、テレビだけでなく、ツイッターやフェイスブックなども使って行うと、より多くの人に注目されるようになるのではないかと思う。
という意見もあった。
次回開催日は、2017年11月28日です。