番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
樫村伸哉(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
黒神直大(遠石八幡宮宮司、周南市体育協会会長)
福田浩治(山口県総合企画部次長)
第243回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2017年11月28日(火) |
---|---|
開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 |
議事録
課題番組である「アサデス。九州・山口」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
・画面の中にスタジオの人が映っているワイプが出るが、スタジオのガヤガヤした声も拾って、中継とスタジオが一緒になって番組を作っていくようなやり方に九州の局らしさを感じた。雰囲気が「ドォーモ」という番組によく似ているような感じがした。
・視聴者の対象は主婦や年輩者だと思うので、観光、健康、グルメなどにスポットを当てるのは当然だと思う。紅葉の名所を紹介していたが、今度自分も行ってみたいと思ったりしたので、とても役に立つ情報番組だと思う。
・山口市の龍蔵寺にある樹齢900年の大銀杏の映像が出てきたが、ドローンを使って上から撮影していたのは、非常に画期的でたいへん良かったと思う。
・この時間帯は、家にいる人は家事をしながら見ることができる。どこから見ても、どこで見るのをやめてもいい。家事が終わった後、また見ても全然違和感がない。朝の情報番組として、毎日これを見ることで、気持ちが落ち着くのではないかと思う。
・その日の天気の様子などが視聴者によく分かるようなライブ映像もあり、生中継と収録映像とのバランスが非常に良い。また、視聴者が見に行きたくなるような、食べたくなるような仕掛けがたくさんあって、朝の情報番組として、非常に魅力のある番組だと思う。
といった意見が出された。その一方で、
・質問者の声が画面に字幕で出たり、反対に、回答者の答えが字幕で出たりする演出があったが、こうしたやり方は、聴覚障害者の人が見たときに理解できるかどうか疑問に思った。
・「アサデス。九州・山口」というタイトルだが、山口県は中国地方だという意味では、もっと中国地方の情報を扱った番組があってもいいのではないか。プロ野球でも、ソフトバンクの情報は結構あるが、広島カープの情報はほとんどないような気がする。
・「アサデス。九州・山口」とあるのに、山口の情報があまりにも少ないという印象がある。このタイトルからは、番組のコンセプトが曖昧な感じを受ける。山口が参加する機会が増えれば、もっと違った山口独自の雰囲気が出せるのではないかと思う。
・八谷アナウンサーが案内をする場面の最後に、「見ごろは中旬頃で…」というところで声がフェードアウトしてしまったのは残念だった。現場のスタッフとの間で、時間の確認に齟齬があったのではないだろうか。
という意見もあった。
次回開催日は、2018年1月30日です。