9月17日（土）のどき生らいぶ

◆至福のランチ
　ふるさと萩にUターンし夫婦で食堂・絶品ルーロー飯に舌鼓

◆中継
　おなじみの店から隠れた名店まで…商店街にカレーが集結！

◆みんなのレノファ
　シーズン終盤を支える２人に迫る

◆どき生百景
　受け継がれる伝統の踊り　長門市赤崎神社

至福のランチ＃1４　yamamichi食堂

今回の至福のランチは、萩市の
「yamamichi食堂」をご紹介しました。

かつての萩藩の時代から、
城下町の賑わいの中心を担ってきた田町商店街。
藩主が参勤の際に通った「御成道」としても知られ、
城下町・萩の歴史を見続けてきた道でもあります。
その田町商店街を、西に進んだ「西田町」というエリアに
ことし4月にオープンしたのが「yamamichi食堂」です。

オーナーの平山さん夫妻は、妻の美穂さんが萩市出身。
夫の賢太さんはもともと介護士、美穂さんは美容師でしたが、
「料理が好きで、いつか飲食店を出すのが夢だった」と賢太さん。
美穂さんの里帰りで行った萩市に、福岡県出身の賢太さんは
「まちの雰囲気すべてに一目ぼれしました。店を出すならここだ」と
出店を決意したそうです。

元ブティックだったという空き店舗は、
1960年代の「ミッドセンチュリーモダン」の
エッセンスを活かした内装にリノベーション。
壁の一部には、萩焼の主原料の一つ、見島の土を使用。
オシャレさのなかに、萩らしさも取り入れた
おふたりのセンスが光ります。

今回ご紹介したのは、お店の人気メニュー「ルーロー飯」。
台湾の定番料理ですが、日本人の味覚に合わせて八角などの香辛料を調節。
3種類の醤油をブレンドした味付けは、クセになる美味しさです。
豚の肩ロースや挽肉、厚揚げなどを煮込むのですが、
その時に使うのがこちら。

台湾の電気釜、「大同電鍋」です。
炊く、蒸す、煮込む、温めるの4役をこなす万能家電。
発売から60年、台湾では「一家に1台以上ある」と
言われるほどの人気だそうです。
「台湾に行ったときにこれが気になって･･･日本でも買えるようになったので、
これを使って何を作ろうかと色々試作をした時に、
ルーロー飯がすごく美味しかったので」と美穂さん。
見た目もかわいく、お店の雰囲気にもピッタリです。

「料理は独学で、いろんなものを作りながら、研究しました」と話すおふたり。
夢だったお店を地元に出してから半年。
美穂さんは「萩を出てから20年以上。
それでも私の事を覚えてくれている人がお店に来てくれるのが嬉しいですし、
なにより“私はここで生まれ育ったんだな”と強く感じられて、
それもまた嬉しいですね」と話します。

夫の賢太さんは「この萩の街並みや空気、全てが好き。
その良さをみんなに知ってほしいし、地元の人にも、
この商店街をもっと歩いてほしい」と。
その素晴らしさをもっと発信したいと、お店はもちろん、
今後は様々なイベントを仕掛けていきたいと笑顔で話してくださいました。

▼yamamichi食堂
住所：萩市西田町39
TEL：0838-21-5539
【営業時間】
火～土：11:00～17:00
　　日：11:00～16:00
定休日：月曜
※第3もしくは第4月曜・火曜は連休
営業時間の変更はお店のInstagramで告知

【紹介したメニュー】
ルーロー飯（900円）

どき生百景　受け継がれる伝統の踊り　長門市 赤崎神社

◼︎赤崎祭 概要　※新型コロナの影響で３年ぶり

●赤崎神社例祭奉納神事
長門市深川の赤崎神社「赤崎楽桟敷」で行われ、
安土桃山時代より継承されている。
慶長元年(1596年)ごろ、牛馬の疫病が流行し、
農業の守護神をまつる赤崎神社に祈願をしたところその願いがかない、
その神恩に感謝するため、楽踊りや湯本南条踊などが奉納される。

●赤崎楽踊
楽踊はもともとは田植え神事の田楽踊りに
念仏踊りの形が加わったものと言われている。
当初は5つ奉納されていたが、
現在は西の楽「虎の子渡し」と
東の楽「月の前の伶楽（れいがく）」の2つ。
赤崎神社の周辺地区では保存会があり
伝統ある奉納芸能が大人から子供へ受け継がれている。
（今年の楽踊は「月の前の伶楽」のみ）

●赤崎楽桟敷（がくさじき）
楽桟敷は、すり鉢状の自然の地形を利用してつくられた
馬蹄形の野外劇場で石垣が階段状に築かれている。
（石段は一番高いところで12段）
学問的価値は高く、国の重要有形民俗文化財に指定されている。
財に指定されている。

▼問い合わせ先
赤崎神社（飯山八幡宮）　上田久充 宮司
0837-22-2732

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