のどき生てれび
5月20日のどき生てれび
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ゲスト:しの武さん
今日も健康!幸せマス 薬膳料理で美味しく体質改善
今回は、福岡市の薬膳料理研究家 甲木 里枝(かつき さとえ)先生が考案した薬膳料理のレシピをご紹介します。
【VTR中の料理】
(1)パリッとチキンの龍眼棗ソース
目的:【補気養血】龍眼肉、棗、鶏肉、干ぶどうが気を養い、血を補います。特に龍眼肉と棗を使うことで、気血を補う効果の高い一品です。
≪材料2人分≫
鶏肉 1枚(250g)
龍眼肉 15g
大棗 8個
干ぶどう 15g
玉葱 30g
小麦粉 10g
クコの実 5g
A(合わせ調味料)
赤ワイン 50cc
蜂蜜 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
オリーブオイル 小さじ1
香菜 少々
塩 少々
≪下準備≫
1 龍眼肉、棗は水400ccに30分浸し、半量になるまで煎じてこす(約10〜15分)。このときこした生薬はとっておく。
2 クコの実は水に浸しておく。
≪作り方≫
1 玉葱はみじん切りにする。とっておいた生薬(半量)もみじん切りにする。
2 鶏肉は筋や余計な脂身を取り除き、焼いたときに肉が縮まないよう包丁でうすく数本切り込みを入れる。鶏肉に塩をふって小麦粉をまぶす。
3 フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉の両面をこんがり焼く。
【鶏肉の焼き方】
(1)フライパンに少量のオリーブオイルを熱し、鶏肉の皮目から火を入れる。
(2)鶏肉の上に小皿を乗せ弱火でじっくり焼く。
(3)9割がた鶏肉に火が入るまで皮目の面のみを焼く(約15分)。ときどき様子を見て余分な油はキッチンペーパーでふきとる。
(4)ひっくり返し裏面も焼く(約2分)。
4 鍋でみじん切りにした玉ねぎを炒め、龍眼肉と棗の煎じ汁にA(合わせ調味料)を加え、蓋をして弱火で15分煮込む。干ぶどうと1の生薬(半量)を加え、2分煮る。
5 平皿に4のソースを丸くしき、鶏肉を盛り付け、香菜とクコの実を飾る。
(2)ハト麦トマトあんのロール白菜
目的 :【利水参湿・化痰】 「脾(消化器官)」の不調による水湿・痰湿の停滞を解消するために、利水・利湿作用のあるハト麦・白菜・赤インゲン豆、化痰作用のある玉葱・昆布を用いた一品です。梅雨に体内に溜まりがちな水湿・痰湿の排出を促した上、トマトや白菜など清熱効果のある食材を使い、蒸し暑い梅雨にぴったりのレシピに仕上げました。
≪材料2人分≫
鶏ひき肉 50g
白菜 大4枚
ハト麦 40g
ひよこ豆 25g
赤インゲン豆 25g
玉ねぎ 1/2個
山芋 10g
トマト 150g
昆布出汁 400ml
パン粉 10g
塩 小さじ1/2
薄口しょう油 小さじ1
≪下ごしらえ≫
1 ハト麦は、たっぷりの水で一晩寝かしてから柔らかくなるまで茹でる(約15分)。
2 昆布出汁を作る。水500ccに昆布5gを30分水に浸す。沸騰しないよう注意し弱火にかける(フタなしで約3分)。昆布に爪をたてられるくらいの柔らかさになったら昆布を取り出す。
≪作り方≫
1 白菜は軸の厚いところを削ぎ切りし、さっと茹でる。玉ねぎはみじん切りにしてフライパンで炒める。トマトはみじん切りにする。山芋はすり下ろす。
2 鶏ひき肉に1の玉ねぎ、パン粉、すりおろした山芋を加えて良く混ぜる。1の白菜の根元の堅い部分を斜め薄切りにし、切った部分をみじん切りにして2に混ぜ込む。鶏ひき肉たねを4等分にしておく。
3 白菜の根元部分に、2を乗せしっかりと巻き込む。
4 小さめの鍋にぎっしりと3を詰め、昆布のだし汁、トマト、ハト麦、ひよこ豆、赤インゲン豆、しょうゆ、塩を加え、中火で20分ほど煮る。
5 4の荒熱を冷ましロール白菜に味をしみこませる。
6 ロール白菜を器に盛り、上からスープをかける。
(3)とうもろこしとグリーンピースのお粥
目的:【利水除湿】身体に溜まった余分な「水」と「湿」を取り除き、梅雨の時期に現れる重だるさやむくみなどの症状を解消します。旬の皮付きとうもろこしのひげを使うことで利水作用を高めました。
≪材料4人分≫
とうもろこし 1本分
グリーンピース 40g
白米 1合
水 1800cc
≪下ごしらえ≫
白米はよく洗い、水を切って15分間空気にさらしておく。
≪作り方≫
1 とうもろこしは皮をむき、粒を取る。皮をむくときに出たとうもろこしのひげのうち、柔らかい部分を1cm幅に切る。
2 土鍋に、水1800cc、白米を入れ、強火→(沸騰したら)弱火で15分たく。
3 15分たったら、とうもろこしのひげ、とうもろこし、グリーンピースを加え、さらに15分たく。
4 火を止めたら、蓋をしたまま30分蒸らす。
5 お粥を器に盛る。
【料理教室】
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