のイキイキ!山口
#245 『食中毒を予防しよう!』
6月も下旬に入り、気温そして湿度が上昇してきました。
こうなると気を付けたいのが、食中毒です。
食中毒は年間を通じて発生していますが、
気温が高い夏場は食中毒の原因となる細菌が増えやすくなるため、
細菌性食中毒が増加する傾向にあります。
食品に食中毒菌が含まれていても、一般的に味や臭いに変化はなく、
見た目では分かりませんので、注意が必要です。
県では毎年7月と8月の2カ月間、食中毒の発生防止や食品衛生管理の向上を図るため、
食品関係営業施設への監視指導を集中的に実施し、
施設の衛生状態、保管設備の温度管理、従業員の健康管理などについて確認しています。
食中毒予防には、原因となる細菌を
「付けない」、「増やさない」、「やっつける」という3原則が重要です。
まずは、菌を「付けない」ために、食材・調理器具などの清浄、手洗いの徹底を心掛けましょう。
次に、菌を「増やさない」ために、
生の魚や肉、お弁当などを室温で放置せず、適切な温度で管理しましょう。
また、冷蔵庫に入れる際は、詰め過ぎに注意してください。
最後に、菌を「やっつける」ために、
お肉など、加熱が必要な食材は、中心まで十分加熱しましょう。
一般的に、中心部を75度以上で1分以上加熱することが重要だといわれています。
また、調理した後の料理は、できるだけ早く食べることが重要です。
温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに、というのが
おいしく安全に食べる秘訣です。
小まめな手洗い、適切な温度で管理、十分な加熱。
菌を「付けない」、「増やさない」、「やっつける」が大切です。
食中毒に負けずに、夏を乗り切りましょう。