のイキイキ!山口
#246 『薬物乱用』
近年、大麻による検挙者が急増しています。
今回のイキイキ!山口では、県が行う薬物乱用防止対策について紹介します。
検挙者は急増していて、令和2年は全国で5000人を超え、
過去最多となった前年を大幅に更新しました。
また、県内でも15人と前年に比べて大幅に増加しました。
はい、大麻の検挙者は10歳代から20歳代の割合が多く、全体の約(およそ)7割となっています。
インターネット上で「大麻に害はない」といった誤った情報が出回り、
SNSを利用して若者が安易に手を出してしまうケースが多いと言われています。
しかし、大麻は、記憶障害や学習能力の低下などを引き起こすとても危険な薬物です。
このため、特に若者に対する、
大麻などの薬物へ最初の一歩を踏み出さないようにする啓発が重要です。
県では薬物乱用防止を啓発するために、
県内の小・中・高校で「薬物乱用『ダメ。ゼッタイ。』教室」などを継続して開催しています。
警察職員、税関職員、学校薬剤師などがそれぞれの立場で薬物の怖さを伝えています。
この日は宇部市の宇部西高等学校で教室が行われました。
(警察官)薬物を使っているからかっこいい、大人っぽいと勘違いする人もいます。
目の前のリスク、その先のリスクについてしっかりと考えてから行動してください。
(男子生徒)「友人や知り合いの人に誘われてもあいまいな返事をするのではなく
きっぱり断りたいと思いました」
(女子生徒)「そのあとの自分の人生がどうなって行くのかを知ってもらいたいので、
自分からも薬物はやめた方が良いよと発信できるようになりたい」
また今年度からはSNSを利用した大麻入手に対して、
注意喚起や警告を行い手を出しやすいとされる大麻乱用の未然防止対策を実施します。
ぜひ、家庭や地域でも薬物乱用問題への意識を高めてほしいと思います。