のイキイキ!山口
#249 『農業大学校』
県内で農業に携わる人の平均年齢は72歳を超えており、これは全国1位の高齢化となっています。
一方で、新たに農業を志す就農希望者は増加傾向にあります。
今回のイキイキ山口では、県立農業大学校で行われている社会人研修の様子と、
実際に学んでいる人たちの声をご紹介します。
農業大学校は農業を目指す皆さんが技術や知識を学ぶところです。
中でも、新たに農業を目指す社会人の皆さん向けに「担い手養成研修」を行っています。
これは本格的に農業を目指す方を対象にした1年間の研修で、農業経営に必要な専門技術や流通、
販売の方法などについて学ぶことができます。
研修では「自営就農コース」と、農業法人への就業を目指す「法人就農コース」があります。
本年度は合わせて11人が、農業大学校で学んでいます。
もともと農業の興味があった本丸さん。
農業大学校で生産管理を学んでいます。
この日はイチゴの管理作業についての研修です。
本丸さん:「イチゴという作物がどれだけ難しいか身に染みて分かったので
少し難しいところもありますけどやっぱり農業が好きなので楽しくはやれています。
微力ですけど自分が少しでも山口県の農業の支えになれたらなと思っています」。
梨の管理作業をするのは金子さん。
山口市の梨農家を事業継承するために農業大学校で学んでいます。
金子さん:「梨作りはやればやるほど奥深くてむずかしいところが非常にあるんですけれども
学生のみなさんと楽しく研修を一緒にやっていけてます。
事業の継承で梨園を継ぎますのでまずはしっかりと継承して一人前の農家になって
消費者の方においしい梨を届けられるようにがんばっていきたいと思っています」。
農業大学校では「担い手養成研修生」を募集しています。
農業未経験者でも一から農業を学ぶことができます。
来年度の研修生募集は8月30日からを予定しています。