のイキイキ!山口
#258 『「やまぐち森林づくり県民税」を知っていますか?』
「やまぐち森林づくり県民税」をご存じですか?
今回のイキイキ!山口では、
豊かな森林を未来に引き継ぐために導入された
「やまぐち森林づくり県民税」についてご紹介します。
県土面積の約7割を占める森林は、農山村の過疎化や高齢化による林業の担い手不足が原因で、
手入れが行き届かずに荒廃してしまう森林が増加しています。
その解決策として、平成17年度から「やまぐち森林づくり県民税」を導入し、
年間に個人は500円、法人は1,000円から40,000円を納めていただき、
荒廃した森林の再生や繁茂した竹林の整備など、さまざまな事業を行っています。
スギやヒノキなどの人工林は、大きくなるにつれて枝や葉が重なるため、
手入れをしないと太陽の光が地面に届かなくなります。
その結果、山の中が暗くなり、他の木や草が生えないため、
地面がむき出しになり、雨が降ると土が流れ出てしまいます。
森林機能の回復を図るため、昨年度に人工林の間伐作業を実施しました。
洪水や水不足を防いだり、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収するなど、
私たちの暮らしを支えてくれます。
間伐してから7年が経過した山では間伐をしたことで、
太陽の光が地面に届き、木や草がしっかり生えています。
他にも、県が取り組んでいることとして、
県民の方の自主的な森林づくりを進めるため、地域の方による森林をつくる活動や、
森林を学ぶ活動、ボランティア活動の支援も行っています。
詳しくは、県森林企画課までお問い合わせください。
山口県の豊かな森林を未来へ引き継ぎましょう。