＃265 『あおり(妨害)運転等の防止』

車の運転中、後ろの車に車間距離を詰められて怖い思いをした方、多いのではないでしょうか。

令和2年6月に道路交通法が改正され、妨害運転罪が創設されました。

具体的には、他の車両などの通行を妨害する目的で車間距離を詰める、
急ブレーキを踏む、無理やり進路変更するといった行為など、
全部で10類型の違反が検挙の対象となります。

罰則は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
これに加え、免許の欠格期間を2年とした免許取り消しや違反点数25点の追加が科せられます。

また、高速道路などにおいて、他の自動車を停車させ、
周りの交通に著しい危険を生じさせた場合は、より重い罰則が適用されることになります。

あおり運転をされた時は、コンビニやスーパー、高速道路ではサービスエリアなどの
安全な場所に避難して、すぐに110番通報し、警察官が来るまでは
鍵を閉めて車から出ないようにしましょう。

また、可能であれば、抑止効果のためにドライブレコーダーを付けましょう。

あおり運転は、重大な交通事故につながる悪質・危険な行為です。
車間距離と心にゆとりを持って、安全運転を心掛けましょう。