イキイキ!山口

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#269『若者の消費者トラブルを防ごう』

民法の改正により、今年4月から成年年齢が18歳に引き下げられます。

今回のイキイキ!山口では、
新しく成人となる18歳・19歳の消費者トラブルについて考えます。

4月の成年年齢引き下げによって
若者の消費者被害の増加が心配されるのには理由があります。
未成年者は成人と比べて取引の経験や知識が少なく、判断能力も未熟です。
そのため、未成年者が親権者などの同意を得ずに結んだ契約は取り消すことができるという
未成年者を保護する法律があります。
しかし、4月から新しく成人となる18歳と19歳の若者は、
その保護の対象からは外れることとなり、簡単に契約を取り消すことができなくなります。
こうしたことから悪質な業者のターゲットになる恐れがあり、被害の増加が懸念されています。

近年はインターネット通販やサイドビジネスに関する相談が増えています。
中でも、割引された商品をお試しのつもりで注文したら、
複数回の購入が条件の契約だったという定期購入トラブルが目立ちます。
成年年齢の引き下げによって今後こうした相談が増えると予想されています。

この日は、萩市の萩光塩学院高校で「若者の消費者トラブルについての勉強会」が開かれました。
県では、若者の消費者被害防止に向けたさまざまな啓発活動に取り組んでいます。
県ホームページ内に若者向けの学習サイト「消費者トラブルまなべるサイト」を開設し、
トラブルの事例や対処法を紹介していますので、ぜひご覧ください。