イキイキ!山口

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#270『オレンジドクターをご存じですか?』

山口県では今後、65歳以上の5人に1人が認知症になると予想されています。
今回のイキイキ!山口では、認知症の相談支援を行うオレンジドクターについてお伝えします。

認知症は脳の神経が減少したり、働きが悪くなる状態で、誰にでも発症する可能性があります。
初期症状として探し物が増える、生活の変化で混乱しやすくなる、
意欲・関心がなくなるなどがあります。
認知症は初期に適切に対応することで、その後の生活を自分らしく組み立てることができ、
生活習慣の改善や治療薬によって進行を緩やかにできる可能性があります。
このため県と県医師会が連携し、オレンジドクター制度を運営しています。
オレンジドクター制度とは物忘れや認知症の相談支援ができる医師をオレンジドクターと認定し、
ご本人やその家族がオレンジドクターに気軽に相談することで、
早期発見・早期対応につなげるようにするものです。
山口市に住む阿部俊昭さん。4年前、初期の認知症と診断されました。


阿部さん「忘れていることを忘れてしまったというか、
     だから何も変化なく過ぎて行くんですが、実のところは肝心なことを
     忘れたままで過ごしていたということが多かったですね。
     自分としては全然変わりないと思っていたのですけど
     家族から診てもらうようにということで。
     状態が分かっている方と相談、話ができるというのが本当に励みです。
     ちょっと待てよと立ち止まって考える機会があったら早い方がいいなと思いました。
     お医者さんに出会えてよかったです。」

オレンジドクターがいる医療機関には、ロゴマーク入りのプレートとポスターを掲示しています。
また、県のホームページにオレンジドクターの名簿を掲載していますので、
身近なオレンジドクターをお探しの方はぜひご確認ください。