のイキイキ!山口
#293『県立美術館の新しい美術鑑賞への挑戦』
山口県立の美術館では「美術作品のデジタル化」を進めています。
これは撮影やスキャニングしてデータ化することで、
作品の細かな部分まで楽しむことができるようになったり、
VRなどの新技術と融合することで
今までにない鑑賞体験が可能になったりします。
山口市の県立美術館でも雪舟の代表作、
国宝「四季山水図」をデジタル化して公開しました。
全長16メートルの水墨画をデジタル化して
展示室の壁3面に拡大投影することで、
雪舟の大胆かつ細やかな筆使い、
墨の濃淡やダイナミックな構図を空間ごと体験できます。
また県立美術館と萩美術館・浦上記念館に設置されている
「やまぐちデジタルギャラリー」では、
両美術館のお好きな作品を数千倍まで拡大してみることができます。
肉眼では見ることのできなかった細かな表現まで鑑賞が可能なので、
デジタル画面を見た後に改めて本物の作品を鑑賞すると
より深く作品をお楽しみいただけるかもしれません。
さらに美術館ではデジタルデータを
VR技術と融合させることであたかも絵の世界に飛び込んだかのような
「体感できる美術鑑賞」に取り組むなど、
さまざまな新しいことにチャレンジしていますので、
ぜひ足を運んでみてください。
▼お問い合わせ
山口県 文化振興課
電話:083-933-2627