のイキイキ!山口
#310 ダムの役割 知っていますか?
ダムは洪水から私たちの命や財産を守るだけでなく、他にもさまざまな機能を兼ね備えています。
今回のイキイキ!山口では、私たちの生活に欠かせないダムの役割や内部の様子などを紹介します。
周南市にある菅野ダムは重力式コンクリートダムという種類で、水の力をダムの重さで支える
構造になっています。
貯水量は9120万立方メートルで、堤体の高さは87mもあります。
ダムには、大雨から私たちを守ってくれる重要な役割として洪水調節があります。
大雨などで降った大量の水をため込んで、少しずつ下流に流すことで河川の水位上昇を抑え、
下流の浸水被害の防止、軽減を図っています。
ダムは、この他に、飲料水や工業用水、農業用水の供給、
再生可能なクリーンなエネルギーである水力発電にも利用されています。
ダムの下流にある3カ所の発電所で最大2万2300kwを生み出しています。
ダムの中にはこんな通路があり、さまざまな装置や計測機器が設置されています。
ダムを安全に管理するためには、亀裂やゆがみがないかなど 日々の点検が欠かせません。
県の土木建築部が管理するダムだけで22施設あります。
より親しみを持ってほしいとダムカードを用意しています。
また毎年7月21日から7月31日までは「森と湖に親しむ旬間」として、
普段は立ち入ることのできない各地のダムの内部などを見学することができます。
詳しくは県土木建築部のホームページをご覧ください。
【ダム見学会】
7月21日(金)~31日(月)まで
※降雨時などには中止になる場合があります。
【お問い合わせ】
山口県河川課
TEL:083-933-3790
FAX:083-933-3809