のイキイキ!山口
#313『ものづくりのスペシャリストを目指そう!』
域産業と経済の発展には、
専門的・実践的技能を持ったスペシャリストの育成が欠かせません。
今回のイキイキ!山口では、
県立高等産業技術学校の訓練の様子や、
実際に学んでいる訓練生たちの声をご紹介します。
県立高等産業技術学校はものづくりの分野を中心に
地域の産業界が求めるスペシャリストを育成する施設で、
周南市と下関市の2カ所に設置しています。
このうち周南市にある東部高等産業技術学校では、
企業のニーズに即して、製造業を中心としたものづくり分野に力を入れています。
東部高等産業技術学校には、7つの訓練科があります。
訓練科ごとに専門的な技能や技術を習得するための訓練を基礎から行っていて、
関連する資格の取得や、就職支援に力を入れています。
訓練期間は6カ月から2年です。
訓練生は少人数クラスで励んでいて、近年は女性の訓練生も増えてきています。
企業からは「即戦力」としての評価が高く、
どの訓練科も高い就職率を誇っています。
最近では 日々進歩するデジタル技術に対応するため、
デジタル研修などを通してスキルアップを図っています。
設備システム科で学んでいる訓練生の生田裕夢さん。
消防設備士になることをめざしてがんばっています。
【生田さん】
「先日、第二種電気工事士の学科試験を受験し、
今は第一種電気工事士と第三種冷凍機械責任者の合格に向けて頑張っています。
学校での2年間で、設備に関する幅広い技能と知識を習得して、
応用力のある技術者になることを目指しています」。
コンピューター制御による機械加工の授業を受けるのは
機械デジタル科の山中勇人さん。
将来は機械加工関係への就職を目指しています。
【山中さん】
「機械デジタル科では、3次元CADによる立体的な設計から、
デジタル制御による機械加工までを幅広く学べます。
第二種電気工事士の資格やフォークリフトなどの資格も取ることができるので、
普通科出身の私でも有利に就職活動ができると思います。
この1年間で身に付けられる確かな技術を生かして、
就職する地元企業で即戦力として活躍したいです」。
来年4月の入校生を対象としたオープンキャンパスを予定しています。
東部高等産業技術学校では10月22日と12月17日、
西部高等産業技術学校では10月15日と12月17日に開催します。
■オープンキャンパス
東部高等産業技術学校 10月22日、12月17日
西部高等産業技術学校 10月15日、12月17日
■お問い合わせ
東部高等産業技術学校
TEL:0834-28-2233
FAX:0834-28-4617
西部高等産業技術学校
TEL:083-248-3505
FAX:083-248-3508