イキイキ!山口

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#317 特別展示「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン と ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」

北欧・フィンランドのガラス製品は、
使いやすさやおしゃれな外観から、日本でも高い人気を得ています。

今回のイキイキ!山口では、
萩市の県立萩美術館・浦上記念館で開催されている特別展示
「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」展について紹介します。

フィンランドの家具や陶器、ガラス製品は、
機能性とともに洗練された美しさを誇る芸術品として、
世界中で高い評価を受けていることでも知られています。
開催している「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」展では、
1930年代から、黄金期とされる1950年代、そして現在に至る
フィンランドのデザイナーや作家たちのガラス作品130点余りを通して、
フィンランド・グラスアートの系譜をたどることができます。

「アアルト・フラワー」は1939年の作品で
フィンランドの最も著名な建築家でデザイナーでもあるアアルト夫妻が
ニューヨーク万博のフィンランド館のために制作しました。
器とオブジェを兼ねた作品で、皿と鉢、ボウルを重ねることで
花の彫刻のように見えてきます。
80年以上前の作品ですが、今も現代性を失わないタイムレスなデザインとなっています。

「カヤック」は、
フィンランドの著名なデザイナーとして知られるティモ・サルパネヴァの作品です。
1954年と57年のミラノ・トリエンナーレに出品され、国際的な名声を得ました。
サルパネヴァは、
この作品は「決して皿ではなく、ガラスによる彫刻なのである」と言っています。

サルパネヴァは、アートグラスを、
あるコンセプトを抽象表現化したオブジェと考えました。
どれもフィンランド国内の珠玉のコレクションばかりです。
同時に「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」も開催しています。
ムーミンの食文化と共生をテーマとした原画などを紹介していますので
合わせてご鑑賞ください。


「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」展
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」
■会期 
12月3日(日)まで
■お問い合わせ 
山口県立萩美術館・浦上記念館 
TEL:0838-24-2400
FAX:0838-24-2401
『山口県立萩美術館・浦上記念館 特別展示』⇒検索