イキイキ!山口

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#318 「かぶっちょる?自転車のヘルメット」

平成30年からの5年間に県内で発生した自転車乗車中の交通死亡事故を見ると、
ヘルメットを着用していない場合は、
着用している時と比べて致死率が3.1倍も高いことがわかっています。
また、亡くなった人のおよそ半数が頭部へのケガが原因で亡くなっています。


2023年4月に自転車乗車時のヘルメットの着用が全年齢で努力義務化され、
ヘルメットを着用する人は増えましたが、
7月の全国調査では、山口県内の着用率は21.5%にとどまっています。

今回はヘルメットをかぶっている時とかぶっていない時で、
交通事故の際に頭にどのくらいの衝撃があるのか実験をして確認してみました。


用意したのは人間の頭蓋骨とほぼ同じ硬さと言われているカボチャで、
時速約40キロメートルの自動車と衝突する事故を再現する為、
高さ6mの位置から落としてみます。
結果はカボチャ、すなわち頭蓋骨が割れてしまうほどの衝撃でした。


続いてヘルメットの中にカボチャを入れて落としてみると、
ヘルメットに傷が付いたものの、カボチャが割れることはありませんでした。
ヘルメットはとっさに防ぐことができない事故や転倒時に頭を守ってくれるものなので、
自転車に乗る時はヘルメットを着用することが大切です。

また、自転車に乗る時には保険に入ることも重要で、
近年は自転車に乗った人が起こした事故によって
1億円近い賠償金の支払い命令が出たこともあります。

安全運転と交通ルールを守ることはもちろん、
「ヘルメットの着用」そして「保険に加入」をして万が一の事故に備えていきましょう。


◆お問い合わせ
山口県県民生活課
TEL:083-933-2619 
FAX:083-933-4169
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/35/