のイキイキ!山口
#321「ノロウイルスによる食中毒にご注意を!」
毎年10月から1月は「ノロウイルス食中毒予防強化期間」です。
ノロウイルスによる食中毒の危険性は1年を通じて発生しますが、
冬の時期である10月から1月が一番高いです。
感染すると嘔吐や下痢といった症状で発熱や腹痛が起こることがあり、
感染経路はほとんどが経口感染です。
ノロウイルスに汚染された食品を食べた場合や、
人が接触する機会が多いところで飛沫などから感染する場合があります。
感染を防ぐには、まずは「ノロウイルスによる食中毒にならないようにすること」と、
「感染した人の嘔吐物を正しく処理する」ことがあげられます。
まず、食中毒にならないようにするには「手洗い」が基本です。
指先や爪の間、指と指の間や親指と手のひらをねじり洗いするなど丁寧に行います。
しっかり洗った後は流水でせっけんと汚れを十分に流し、
清潔なタオルやペーパータオルで手を拭きます。
2度洗いも効果的と言われています。
そして嘔吐物を処理する時は使い捨ての手袋とマスク、エプロンを使いましょう。
使い捨ての布やペーパータオルで外側から内側に向けて拭き取ったあと、
次亜塩素酸ナトリウム液でしっかり拭き取ります。
使い終わった手袋やマスクなどはビニール袋に入れて処分します。
エプロンなどの衣類に嘔吐物が付着した場合は煮沸消毒するか、
0.02%の次亜塩素酸ナトリウムに10分間以上浸し、
他のものと分けて最後に洗濯するようにしましょう。
他の対策としては調理器具の消毒や食品のしっかりとした加熱なども大切です。
一年を通じて発生するノロウイルスは感染力が強く、
特に冬場に猛威を振るいます。
家庭でできる対策をしっかりと行ってノロウイルスによる食中毒を防ぎましょう。
◆お問い合わせ
山口県 生活衛生課
TEL:083-933-2974
FAX:083-933-3079
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