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#337「食中毒を防ごう」

気温が上がるこれからの季節は、食中毒が発生しやすくなります。
今回はご家庭でできる食中毒を防ぐためのポイントをご紹介します。

梅雨から夏にかけては、細菌による食中毒が発生しやすくなります。
特に、発生件数の多いカンピロバクター食中毒や、
幼児・高齢者で重症化する事例もみられる腸管出血性大腸菌O157食中毒では、
加熱不足のお肉が原因となることが多く、
調理の際には十分な注意が必要です。

細菌による食中毒は多くの場合、
食中毒の原因となる細菌が付着した食べ物を摂取することで発症します。
症状は、主に腹痛や下痢、嘔吐などです。

細菌による食中毒を防ぐためには
まずはしっかりと手洗いをしましょう。
調理前や、食肉など生の食材を取り扱った後には
石けんで手をしっかりと洗い、食べ物に細菌を付けないことが大切です。

また、器具の洗浄・消毒をしましょう。
生肉などの調理に用いた包丁やまな板をしっかり洗浄・消毒し、
細菌をほかの食材に付着させないようにしましょう。
肉用・魚用・野菜用と使い分けると安全です。

そして、十分な加熱をしましょう。
食中毒を引き起こす細菌は、熱に弱いものが多いため、
十分に加熱することで食中毒を防ぐことができます。
肉など食材の内部温度が75度で1分以上を目安に
しっかりと加熱することが大切です。

夏は屋外で焼き肉やバーベキューをする機会も増えると思いますが、
細菌をできるだけ増やさないために
お肉を焼く直前まで冷蔵庫に入れておくなど、低い温度で保存しておきましょう。

また、生肉と焼き上がった肉を取る際の
トングや箸は使い分けるようにしましょう。

食中毒は、基本的な予防方法をしっかりと守れば、防ぐことができます。
手洗いや食品の衛生管理、器具の使い分けなど、
家庭でできる対策を通して食中毒を防ぎましょう。