イキイキ!山口

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#354「空き家の利活用ってええよね!」

 

県内で増加する空き家。
その対策として、県では空き家の利活用に関する取り組みを進めています。
今回のイキイキ!山口では、空き家の利活用の特色やその魅力をご紹介します。

令和5年の調査では、山口県の空き家率は19.4%で全国8位となっていて、
県内の約(およそ)5軒に1軒は空き家になっていることになります。
これは全国平均を上回っていて、今後もさらに増加していくことが見込まれています。
住宅は適切に管理がされないと老朽化が進み、そのまま放置されると、
屋根や壁が壊れたり、庭の草木が生い茂って隣との境界を越えてしまったりと、
周囲に悪影響を与え、負の遺産になってしまう可能性があるんです。
そうならないために空き家の将来について、早いうちから家族で話し合うことが大切です。

こちらは築100年以上の住宅です。
数年前まで空き家となっていましたが、建物の内外を改修し、
現在は店舗として活用されています。

(インタビュー)時津佳徳さん
「最初、私が新規就農で養蜂園を立ち上げてここに住み込みながら
ちょっとずつ自分の手で回収をやっていったのですが、
途中でちゃんとプロの手を入れようということで、こういうふうに改装しました。
古い家は魅力的に感じられるけど
なかなかこういうふうにリノベーションできているところは少ないので、
扉を開けた瞬間、別世界があるこの感じに皆さん驚いてまた楽しんでいただいている感じです。
空き家を利活用することを皆さん一緒に考えていくことが大事だと思います。」

増え続ける空き家の対策の一つとして、
県では空き家を利活用した事例集や動画を作成してその特色や魅力を発信しています。
多くの方にご覧いただき、空き家を利活用する際の参考にしていただければと思います。
また、市や町では、空き家に関するセミナーや無料相談会も実施しています。
動画やセミナーなど、詳しくは「山口県空き家ポータルサイト」に掲載していますので、
ぜひご覧ください。

管理が行き届いていない空き家は防災、衛生、景観などの面で地域住民の生活に
深刻な影響を及ぼす可能性があります。
早め早めに空き家の将来について考えていきましょう!