のイキイキ!山口
~食中毒を予防しよう!~
玉野:これから夏に向けて、気温も湿度も高くなっていきます。
そんな季節に気を付けたいのが、食中毒です。
そこで今回のイキイキ!山口は、家庭での食中毒予防のポイントについてお伝えします。
玉野:茂井さん、食中毒は特にこれからの季節に注意が必要なんですよね。
県生活衛生課 茂井円香さん:
そうなんです。
高温多湿となる夏場は、食中毒の原因となる細菌の活動が活発になります。
特に夏は食肉を原因とする食中毒が発生することが多く、
家庭の食事でもたくさんの危険性が潜んでいますので、注意が必要です。
玉野 :家庭での食中毒を防ぐためのポイントを教えてください。
茂井さん:食中毒菌を付けない・増やさない・やっつける、
これが細菌による食中毒予防の3原則です。
玉野:なるほど。 ではポイントごとに注意点を教えてください。
一つ目は、食中毒菌を付けないことですね。
茂井さん:はい。食中毒菌を付けないために、手洗いをしっかりとしましょう。
手や指だけでなく、爪の先から手首までをせっけんでよく洗います。
調理の前だけでなく、生の肉や魚を触った後にも手を洗うことが大切です。
生の肉や魚を調理する際に使った包丁やまな板も、その都度洗いましょう。
玉野 :二つ目は、食中毒菌を増やさない、ですね。
茂井さん:はい。そのために大事なのが適正な温度での食材の保存です。
冷蔵庫は10℃以下になるように調節しましょう。
出来上がった料理も長時間室内に放置せず、早めに食べるようにしてください。
玉野 :そして三つ目が、食中毒菌をやっつける、ですね。
茂井さん:はい。食中毒菌は熱に弱いため、十分に加熱をしてやっつけましょう。
中心部分の温度が75℃で1分以上の加熱をするというのが目安です。
菌を付けない・増やさない・やっつける。
食中毒予防の3原則を覚えておいてください。
茂井さん:県では毎年7月から8月にかけて「夏期食品一斉監視指導」として、
家庭での食中毒予防対策の呼びかけの他に、
食品事業者への監視指導を強化するなど、
夏場の食中毒発生防止に向けて取り組んでいます。
玉野 :ご家庭でも基本的な予防方法をしっかりと守って、食中毒を防ぎましょう。