イキイキ!山口

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#380『農林業の未来を切り拓く!~農林業の知と技の拠点~』

安藤:ここは山口県の農林業が抱える課題の解決に向けて中核的な役割を果たす
   “農林業の知と技の拠点”県農林総合技術センターです。


今回のイキイキ!山口は、農林業の未来を切り拓くための取り組みなどをご紹介します。

安藤:有吉さん、こちらは“農林業の知と技の拠点“ということですが、
   具体的にはどういうことに取り組んでいるのでしょうか。

県農林総合技術センター 有吉真知子さん:
はい。山口県の農林業は担い手の減少や高齢化、先端技術への対応といった
課題に直面しています。

そこでここ県農林総合技術センターでは、
人材の育成、新技術の開発、そして連携・交流を3つの柱として
課題の解決に向けて取り組んでいます。

県と県内企業が共同開発した「Evoマスター」という環境制御システムや、
農作業を省力化するための「追従型運搬ロボット」は、
現場の実態に合わせてさらに改良を加える段階に入っています。

安藤  :人材育成について、どのような研修があるのでしょうか。
有吉さん:農業大学校での学生教育に加え、
     就農を検討される社会人などに向けての研修にも力を入れています。

入門編として3日間の短期入門研修も行っています。
今回の短期入門研修では社会人13人が参加されています。
うち3人は連携協定を結んだ自衛隊からの参加です。
自衛官のセカンドキャリアに向けた就業体験として取り組みの幅を広げています。

また、農林水産業の6次産業化に取り組む方などを対象とした加工技術講座をはじめ
各種体験イベントを開催するなどして連携・交流も進めています。

さまざまな機器を使って
商品の試作や改善に向けた作業ができるオープンラボも備えています。

有吉さん:農林総合技術センターでは今年も11月3日に“拠点祭”を開催します。
     県産品を使ったグルメが味わえるほか、乳しぼり体験といった
     大人も子どもも楽しめるイベントなどを予定しています。
     山口県の農林業や食の魅力を体感しながら楽しい1日をお過ごしください。
     お待ちしています!

安藤:山口県の農林業の未来を切り拓くために、知と技の拠点をご活用ください。