イキイキ!山口

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#381『ヘルプマークを知っていますか?』

宮原:このマーク、見たことありますか?

見たことがあっても、何のマークなのかよく分からない、
という方も多いかもしれません。
今回のイキイキ!山口は、
この「ヘルプマーク」について、詳しく紹介します。

宮原:このマークは「ヘルプマーク」という名前なんですよね。
県厚政課 大田惇貴さん:
そうなんです。
これは「ヘルプマーク」といって
援助や配慮が必要な方のためのマークなんです。

宮原  :どのような方が身に着けるものなんでしょうか。
大田さん:義足や人工関節を使用している方、妊娠初期の方、
     体の内部に障害のある方や難病の方など、
     一見健康そうに見えても、
     実は援助や配慮が必要な方がいらっしゃいます。
     そうした方が身に着けるものなんです。

宮原  :確かに外見では分からなくても
     援助を必要とされている方はいらっしゃいますよね。
大田さん:はい。そのためヘルプマークを身に着けている方を見かけたら、
     例えば公共交通機関などでは声をかけたり席を譲ったり、
     思いやりのある行動をお願いします。

マークにはお願いしたいことや緊急連絡先など
必要とする支援内容などを書いたシールを貼ることもできます。

ヘルプマークを身に着けることで
配慮が必要なことを周囲に知らせることができ
援助が受けられやすくなります。


宮原:山口県でヘルプマークの配布が始まったのは平成31年。
   これまでに約8,700個が配布されるなど、
   徐々に普及が進んできています。

山口県バス協会 藤原德行さん:
山口県バス協会では県内の路線バスの車内に
ヘルプマークのポスターを掲示したり
優先席横等にステッカーを貼ったりして周知を促しています。

バスや電車などの公共交通機関で
ヘルプマークを持っている方を見かけた場合、
まず席を譲る行動をお願いします。

また外見では健康にみえても、例えば、疲れやすかったり、
同じ姿勢を保つことが困難であったりすることから、
ヘルプマークを身に着けた方が優先席に座られる場合もあります。
ご理解をお願いします。

宮原  :ヘルプマークはどこで配布されているんですか?
大田さん:県の健康福祉センター、児童相談所、
     厚政課の他それぞれの市町などで無償配布しています。
     また障害のある人が困ったときに
     手助けをしてほしいことを伝えるヘルプカードというものもあり、
     こちらは県厚政課のホームページからダウンロードすることができます。

大田さん:ヘルプマークを見かけたら、そっと優しい配慮をお願いします。
     それが相手の安心感につながります。
宮原  :あなたの優しさが、誰かの大きな支えになります。