のイキイキ!山口
#174 紹介します!中山間地域での移住創業をサポート
岩国市玖珂町にオープンする中華料理店は、県外からこの地域に移住してきた方が、
築およそ130年の古民家を改装して創業しました。
今回のイキイキ山口では、中山間地域への移住・創業を支援する県の取り組みと、
実際にお店を経営する方の思いをご紹介します。
1月29日に行われた中華料理店「K’sキッチン(ケーズ・キッチン)」の内覧会。
店主の羽田野圭介さんは、奥さんの実家がある岩国市玖珂町に移住するのに合わせ、
こちらの店をオープンさせることにしました。
古民家を改装しているだけあって、店内はアットホームな雰囲気です。
羽田野さんは、店を開くに当たり、県、岩国市、地元の商工会や信用金庫が一体となった
支援チームからサポートを受けました。
事業計画書の作成など、開業に向けては膨大な作業があったのですが、
商工会議所が開いている創業カレッジのセミナーを受講することで、
作業をスムーズにできたそうです。
また、すぐ隣に奥さんの実家があり、すぐに地域に溶け込むことができたそうです。
羽田野さんは、岩国市玖珂町も高齢化が進んでいるため、
このお店のオープンが、地域の活性化につながればうれしいですし、
たくさんのお客さんに来ていただけるような、看板メニューを作っていきたい
と意気込んでいました。
今回の創業を支えたのが、中山間地域移住創業支援チームです。
県では、中山間地域に移住して、地域で創業される方に対して、
市町や地元の商工団体、信用金庫と一体となった「支援チーム」を設置し、
事業計画の作成などを強力にサポートしています。
また、開業に必要な建物の改修費などを対象にした補助金制度などにより、
手厚い支援を行っています。
本年度で3年目の事業ですが、昨年度までに3件が補助金を受けて実際に店をオープンしていて、
本年度も羽田野さんを含め2件への補助金交付が決定しています。
この「中山間マルシェ補助金」は、県と地元市町、そして地元信用金庫から、
合わせて150万円以上が交付されます。
この補助制度は、地元市町や商工会、信金と連携しながら
中山間地域でのビジネスづくりと移住促進を図るための本県独自の取り組みです。
中山間地域への移住創業を、山口県はこれからも支援していきます。