のイキイキ!山口
#176 若者の県内定着に向けて
県内の高校を卒業して大学や短大に進学した生徒の、およそ7割が県外に進学しています。
その原因の一つに挙げられるのが、
県内の進学先や就職先の魅力が生徒たちに十分に伝わっていないということです。
今回のイキイキ山口は、若者の県内定着に向けた県の取り組みを紹介です。
先月、山口市で開かれた『県内進学・仕事魅力発信フェアinやまぐち』。
高校生にイベントを通じて、地元にどのような進学先や企業があるかを知ってもらうのが狙いです。
会場には、県内の高校に通う1・2年生、およそ1,800人が訪れました。
県内の大学や企業などから直接話を聞ける機会とあって、
高校生の皆さんの関心は高く、仕事のプロから魅力や経験談を聞いたり、
大学や専門学校の講義や実習を受けるなど、
高校生は自分の将来像を描きながらフェアを体感していました。
学校案内コーナーには37校が出展し、それぞれの学校の紹介や入学相談などを行いました。
参加した生徒たちからは「県内にもいい大学があるので、県内進学も考えたい」
「自分の学びたいことが別の学部でも学べることを聞いて視野が広がった」などの声が聞かれました。
徳山大学学生支援センター入試室の山田洋一さんは、
「本学で何が学べるか、どんな強みがあるか、あまり伝わっていない部分もあると思うので、
こういうイベントを通じてしっかり伝えていきたい。
山口で育ち、山口で学び、山口のために頑張る学生を待っています」と呼びかけていました
また、就職を考えている生徒に向けて、企業紹介コーナーや仕事体験コーナーも設けられました。
県では、今年も県内の大学などの情報をまとめた「県内進学ガイドブック」や
「オープンキャンパスマップ」を作成し、県内の高校生の皆さんにお届けする予定です。
また、これらの情報はインターネットやスマートフォンでも見ることができます。
高校生の皆さん、県内の大学や企業の魅力を知って、生まれ育った山口で学び、働きましょう。