のイキイキ!山口
#192 農林漁業で活躍する「ステキ女子」を応援します!
県では次世代の農林漁業を担い、
経営参画者として活躍する女性を「ステキ女子」と呼んでいます。
今回のイキイキ!山口では、ステキ女子を応援する県の取り組みと、
実際に農業の現場で働くステキ女子の様子をご紹介します。
県内では農業や漁業に従事する人の高齢化が進んでいますが、
女性の従事者の数は多く、農業では全体の51.5%が女性です。
漁業では船で漁に出る女性は少ないものの、水揚げ後の陸での作業を担う女性は多いです。
一次産業は「きつい」「汚い」「危険」などのマイナスイメージが根強く残っていますが、
例えば農業では、40歳未満の就業人口は増加傾向にあり、若い世代の女性は増えてきています。
そんな中で、県が昨年度から実施している
「農林漁業女子ステキ・スタイル応援事業」
は、経営参画者として活躍する女性農林漁業者を育成するとともに、
その姿を広く発信していくことで農林水産業のイメージアップを図る取り組みです。
例えば昨年度開催した「ステキ女子キャリアアップ講座」では、
参加者は、経営理念や行動指針づくり、チームワークづくりについて学びながら、
自身のキャリアプランを作成しました。
年5回の講座を通じて、同世代の仲間と語り合い、横のつながりも深まったようです。
また、今年3月に開催した「ステキ女子マルシェ」では、
ステキ女子が自分たちで育てた農林水産物や加工品などを販売し、
「きれいに」「輝き」ながら、「かしこく」「かせぐ」その姿を、
多くの方に知っていただくきっかけとなりました。
山陽小野田市の農業法人「グリーンハウス」で働く
右田さんにお話を聞きました。
右田さんは、高校で農業の授業を選択し、農業に出会いました。
そのころから、仕事として農業がしたいと思っていたので、
就職先として高校の先生に勧められた「グリーンハウス」へ入社しました。
今年で7年目ですが、現在は、製品管理課の主任として、
野菜の収穫や、ネギの皮むき、軽量などの出荷調製作業をしています。
右田さんは昨年、「ステキ女子キャリアアップ講座」を受講しました。
講座では、仕事に関する考え方を学びました。
自分は従業員なのであまり知らなかったのですが、
会社の経営理念や経営方針などについて自分なりに考え、
経営者の視点を知ることができたそうです。
県では、「きれい」に「輝き」ながら「かしこく」「かせぐ」ステキ女子として、
農業・林業・漁業で活躍していく女性を応援していきます!