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#194  特別展「平木コレクション にゃんとも猫だらけ」開催中

焼き物と浮世絵の分野で、
世界に誇れる作品を数多く所蔵している県立萩美術館・浦上記念館。

こちらでは現在、浮世絵版画に描かれた猫たちをテーマとした特別展
「平木コレクション にゃんとも猫だらけ」が開催されています。
この特別展は、
日本有数の浮世絵コレクションで知られる公益財団法人 平木浮世絵財団の所蔵品から、
「猫」が描かれた作品ばかりを集めたもので、
およそ160点の浮世絵を、前段と後段の2回に分けて紹介されます。
10月14日まで開かれている前段「抱かれ猫の段」は、
およそ90点が展示されます。
江戸時代になってネズミを駆除する目的で普及した猫は、
その愛らしさからペットとしても可愛がられるようになりました。

美人画の中で自由気ままな姿を見せる猫のほかにも、
無類の猫好きとして有名な浮世絵師の歌川国芳が、
擬人化した猫たちをユーモラスに描いた作品を発表するなどして、
江戸末期から明治にかけての浮世絵界には猫ブームが巻き起こりました。

また、おもちゃ絵と呼ばれるジャンルの作品は
子供たちの遊びや学習のために作られたもので、
猫がまるで人間のように振る舞って楽しい作品です。
特別展「平木コレクション にゃんとも猫だらけ」は、
萩市の県立萩美術館・浦上記念館で、11月17日まで開催しています。
期間中は、コンサートや萩ツインシネマさんでの猫映画上映など、
さまざまなイベントも行っていますので、作品鑑賞と併せてお楽しみください。

※期間中、前段と後段で作品を入れ替えて展示が行われます。
前段:「抱かれ猫の段」10月14日(月・祝)まで
後段:「大騒動の段」10月18日(金)~11月17日(日)

※HPに掲載の作品はいずれも「公益財団法人 平木浮世絵財団蔵」です。