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2015年11月30日 #70 農林総合技術センター研究部門の挑戦
2015年11月30日放送 #70 農林総合技術センター研究部門の挑戦
#70 農林総合技術センター研究部門の挑戦
映画にも出てきそうなアシストスーツをつけた男性が重い荷物を軽々と持ち上げています。
県の農林総合技術センターは和歌山大学が行っている農業用ロボット開発の研究に参加し、実際の農作業での利活用に向けた実証研究を行っています。
このアシストスーツ、山口県を代表する作物、ミカンやレンコンなどの収穫や運搬、肥料を運ぶ時などへの活用が想定されています。
一方、農林総合技術センターには、従来型のイチゴハウスを改良したハウスと新しい栽培ベンチを使ったイチゴ栽培の実証研究施設もあります。
構造を強化したイチゴハウスは採光性と風に耐える強度がアップしています。
また、スライド式の栽培ベンチでは、これまでの1.8倍の面積に植え付けをすることができます。
収穫時期が長い新品種のイチゴを組み合わせると10アール当たりの収穫量がこれまでの4トンから10トンに増えることが実験で確かめられました。
農家の担い手不足や高齢化が深刻化する中、農林総合技術センターでは、生産者が将来の農業に明るい展望が開けるよう、大学、民間企業などとも連携し、革新的技術を積極的に取り入れた研究を進めています。