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2015年12月7日 #71 わくわくする公共交通を目指して

2015年12月7日 #71 わくわくする公共交通を目指して


#71 わくわくする公共交通を目指して




車の運転ができない高齢者や障害者、学生などにとって、路線バスはかけがえのない公共交通機関です。

今回は、みんなが利用したくなる「わくわくする公共交通」を目指す取組を紹介します。

防府市と山口市徳地を結ぶバス路線でこの日、ちょっと変わったバスが運行されました。

一見普通のバスですが、車内に入るとつり革の一つがハートの形になっています。

これは、由緒正しい縁結びの神社から心願成就のご祈祷を受けた「幸せのハートつり革」。県内にたった2つしかない超レアものです。

触れて握って願いをかけて、乗客に楽しんでもらいたいと、来年3月まで、県内の路線バスにリレー方式で取り付けられます。

どのバスに付いているかはホームページやフェイスブックで公開されています。

みんなが利用したくなる生活交通推進会議(http://www.y-kotsu.jp/index.asp

Facebookでも情報発信中

このような取り組みが行われる背景にはバスの利用者減少があります。

路線バスの利用者は、年々減少し、現在はピーク時の6分の1にまで落ち込んでいて、路線バスの存続自体が危ぶまれている地域もあります。

そのため、県では、県内の市や町、それにバス事業者とも連携して、「ハートのつり革」設置のほか、「夏バス、クリスマスバス」といったお楽しみバスの運行、「やまぐちバス博」の開催、「バス乗り方教室」などを通じてバスへの関心を深めてもらい、利用を促す取組を進めています。

一度にたくさんの人を運ぶことのできるバスは、マイカーと比べて一人当たりのCO2排出量が少なく、地球に優しい交通手段です。

みなさん、たまにはマイカーからバスに乗り換えてみませんか?

もしかしたら幸せを呼ぶハートのつり革のあるバスに出会えるかもしれませんよ。