2016年10月31日　＃102　林業への就業〜自然の中で働いてみませんか〜

2016年10月31日　＃102　林業への就業〜自然の中で働いてみませんか〜

＃102　林業への就業〜自然の中で働いてみませんか〜

自然に恵まれた山口県は、県の面積の約7割が森林です。

県内で植林されたスギやヒノキなどの多くが樹齢40年以上に達し、本格的な利用が可能な時期を迎える一方、林業に携わる人は減少傾向が続いています。

森林を適切に管理し、木材を活用していくことが、緑豊かな環境を守ることにもつながります。

その担い手となる職業が林業です。

山口市阿東のヒノキ林では山口阿東森林組合の人たちが、利用できる大きさに育った木を間引きしながら切り出す、搬出間伐という作業に取り組んでいます。

作業班4人の中で最も若手の井上勉さん。

県内で、ほかの仕事をしていましたが、2年前に林業の道に入りました。　　　　　

知り合いには林業に携わる人がいたものの、井上さん自身は林業に関しては全くの初心者でした。

県などが行う、就業支援制度を活用しながら、林業に必要な技術を学んでいます。

林業の仕事は高性能な機械が導入され、省力化が進んでいますが、従来よりさらに高度な技術、知識が求められています。

林業分野の人手が不足する中、新たに挑戦する若い力は、これからますます重要になってきます。

そのため県では就業相談や就業体験、そして新規就業者への研修など積極的な就業支援を行っています。