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2017年7月10日 #123 ダム見学に行きませんか?

2017年7月10日 #123 ダム見学に行きませんか?


#123 ダム見学に行きませんか?





ダムは洪水から私たちの命や財産を守る機能をはじめ、水道用水や農業用水、工業用水の確保、発電など多くの機能を持つ、生活に欠かせない施設です。

今月21日から31日までは「森と湖に親しむ旬間」として、県内19のダムでは見学会が開かれます。

萩市の阿武川ダム。

下から見上げると、堰堤(えんてい)の上までの高さは95メートルあるそうです。

阿武川ダムは、萩市中心部の三角州を形作る阿武川流域の洪水防止の他、安定した水量の確保や、発電を目的とした多目的ダムです。

総貯水量が1億5350万立方メートルもあり、県内一のダムです。

管理事務所の建物内にある操作室。

ダムのゲートを遠隔操作し、流す水の量を調節するする、いわばダムの頭脳に当たる大切な部屋です。

下流での水位を1センチ単位で調節する、非常に緻密な作業が、ここで行われています。

また、堰堤の中には長い廊下があります。

この中は涼しい、というか寒いくらいです。

この廊下はダムの点検や、補修をするための通路で、阿武川ダムは上下2段の通路が設けられています。

中にはさまざまな装置や計測器があって、ダムに亀裂やゆがみがないか確認が行われています。

「森と湖に親しむ旬間」には、阿武川ダム以外でもダム見学会が行われます。

見学は無料ですので、開催日をご確認の上、お気軽にお越しください。

ところで、県内のダムのうち23カ所では、ダムカードも配布しています。

最近では、コレクターの方も多くいらっしゃるそうです。

私たちの生活や企業の活動に必要な、水の確保、洪水対策などで、大きな役割を果たしているダム。

皆さんもダムの必要性を再認識するとともに、ダム見学会に出掛けてみてはいかがでしょうか?