のイキイキ!山口
#214『ダムの役割知っていますか?』
満々と水をたたえるダム。
ダムは洪水から私たちの命や財産を守るだけでなく他にもさまざまな機能を兼ね備えています。
今回の「イキイキ!山口」では、私たちの生活に欠かせない施設・ダムの役割を紹介します。
こちらは周南市の菅野ダムです。下から見上げると圧倒されるほどの迫力を感じます。
ダムの上部まではおよそ70メートルあります。
県内には県が管理するダムが22か所ありますが、菅野ダムはその中でも有数の規模を誇るダムで、
9500万立法メートル、東京ドーム70個分以上もの水をためることができます。
このダムには下流の洪水を防止する役割や水道用水、農業・工業用水の確保のほか、
発電にも使われるなど、暮らしに欠かせない施設なんです。
菅野発電所の最大出力は1万4500キロワットで、一般家庭8,900世帯分の電力を賄うことができます。
いろんな計器がならんでいる部屋は操作室といって、いわばダムの頭脳にあたる施設です。
放流ゲートと呼ばれる水門を開け閉めしてダムに貯める水と下流に流す水の量を調整しています。
天気予報や周辺の雨量などを基に、ダムに入ってくる水の量と放流する水の量を細かく計算しながら調整しています。
ダムの点検や補修をするための通路にはさまざまな装置や計測器があり、ダムに亀裂やゆがみがないか確認を行っています。