のイキイキ!山口
#230 『サポートします!魅力あふれる6次産業化と農商工連携 』
「みんなで農林水産業を活性化し、地域を元気に!」をスローガンに
やまぐち6次産業化・農商工連携推進大会が開かれている会場です。
今回はここ数年よく耳にする“6次産業化”“農商工連携”についてご紹介します。
「6次産業化」とは農林漁業者が1次産業の「生産」だけでなく
2次産業の「加工」さらには3次産業の「流通・販売」まで一体的に取り組むことを言います。
また「農商工連携」とは農林漁業者と商工業者が連携して新しいサービスや商品などを生み出す取り組みのことをいいます。
「やまぐち6次産業化・農商工連携サポートセンター」では
6次産業化・農商工連携に関する相談受付や商品開発のための専門家派遣などを行い
新たに取り組まれる方をサポートしています。
6次産業化を契機に地域活性化に取り組む下関市のバラ農家はコロナ禍で新たな商品を開発しました。
「私の本業はバラの生花の生産ですが4月からコロナの影響で特にブライダルのキャンセルが相次いで
大量の花を処分するような形になりました。
農家にとってうれしいのは作ったものがみんなのところに行ってみんなに喜んでもらうこと。
そういう中で処分する花をどうにか生かしてあげたい、この花に命を吹き込んでいきたいという思いから
こういうボタニカルキャンドルが生まれました。」
このような6次産業化・農商工連携への取り組みは新たな山口県の魅力づくりにつながっているといいます。
山口宇部空港やJR新山口駅に店舗を持つバイヤーは
「ビジネスマンの方たちが珍しい商品が多いということで結構手に取ることが多い。
またアドバイスを聞かせていただけるのでそれをまた生産者の方にフィードバックして
よりカスタマイズされた商品に仕上げていくということのお役に立てればと思っている。」
と話してくれました。
県では6次産業化・農商工連携サポートセンターを設置し商品開発から販路開拓までの総合的な支援を行っています。