イキイキ!山口

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#237『女性が活躍!地域を守る消防団』

地域の防災力の強化には消防団の力が不可欠です。

高齢化や就業構造の変化などにより団員の数は減少し続けていますが
その一方で女性や学生の消防団員は増加しています。

今回の「イキイキ!山口」はそんな女性団員の活動を紹介します。

消防団は「自分たちの地域は自分たちで守る」という理念のもと
地域住民の命や財産を守るため市町村が設置している消防機関の一つです。
しかし全国的に消防団員は年々減少傾向にあり
山口県でもピーク時の約6割にまで減ってきています。

これに対し学生や女性の団員数は近年増加していて
中でも山口県では全団員に占める女性の割合が5.3%と
全国平均を2ポイントも上回っています。

災害の大規模化や社会構造の変化などによって消防団に求められる役割が多様化する中
高齢者宅への防火訪問や応急手当の普及指導、避難所での支援活動など
女性団員の特性を生かした活動を担うことが求められています。

この日周南市消防本部では市内の消防団に配備されている消防車やポンプの点検が行われ
2人の入団間もない女性団員も参加していました。

「子どもが手が離れて自由な時間がたくさん持てるようになり
 今までお世話になった地域のみなさんに何か恩返しができたらなと思っていたところ
 ちょうど消防団の方から声が掛かって
 こういう活動ならできるかなと思って入団しました」

「ランニングクラブで一緒の先輩方から一緒にやらないかと言われて入りました。
 地域の安全と安心のために貢献していけたらなと思います」

性別や職業に関係なく団員になることができますので
地域のために何かしたいと思われる方はお住まいの市町・消防本部の消防団担当
または県消防保安課までお気軽にお問い合わせください。