やまぐちの底力　新しい日本酒文化を発信～大嶺酒造～

美祢市秋芳町にある大嶺酒造。
今年4月に完成したばかりの新しい酒蔵で
最新の設備を使って酒造りをしています。

代表を務めるのは秋山剛志さん。
20代の多くをニューヨークで過ごし、
そこで日本酒の事をもっと知りたいと思うようになり帰国。
美祢に江戸時代から創業し、長らく製造が中止となっていた大嶺酒造の名前を引き継ぎ
2010年から酒造りをスタートさせました。

特徴はそのボトルデザイン。
ラベルや文字を配し、山田錦のシルエットのみ。
素材もガラスではなく江戸時代では酒瓶として一般に使われていたという白磁を使用しました。

水はカルシウムを多く含んだ弁天の湧水を使い、
維持管理の難しいアルコール度数14度という低い度数での酒造りを目指しました。
当時は16度程度で作るのが一般的という風潮の中、自分の感覚を信じた方法をとったのです。

独特な味わいに加え目を引くデザインもあり
発売から若者を中心に徐々に人気商品に。

そんな秋山さんのモットーは「TRY NEW THINGS FIND NEW INNOVATIONS」
新しいことを見つけ、新しいイノベーションを起こそう。
美祢から新しい日本酒文化を発信していきます。

★大嶺酒造
■住所：美祢市秋芳町別府2585-2
■電話：0837-64-0700