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やまぐち未来人 「スカイホップブルーイング」

周南市の中心市街地から少し離れた東川沿いにあるスカイホップブルーイング。
今年9月から自社商品の販売を始めたばかりの会社です。

大きな鉄製のタンクが並ぶクラフトビールの醸造所。
日中でも外はひんやり感じるこの時期ですが、醸造所の中は汗ばむほどの温度です。

会社を切り盛りするのは、社長の平川洋行(ひらかわ ひろゆき)さんと、
工場長の大空和央(おおそら たかひさ)さんの2人です。
平川社長は下関市の出身。
趣味の食べ歩きを楽しむ中、「ヘイジーIPA」というビールとの出会いをきっかけに
ビール作りの世界に足を踏み入れました。

平川さんの思いを形にするのが工場長の大空さん。
山口大学在学中にビールのおいしさに出会い、
その後、県内の地ビールメーカーに就職して、ビール作りのノウハウを身に着けました。

そうして、ようやく今年9月に発表したのが、
「SAVEER」というブランドの6種類のクラフトビール。
ちなみブランド名の「SAVEER」は、救世主を意味する「SAVIOR」と
ビールを合わせた造語。
飲む人に感動や喜びを与える「救世酒」となれるようにとの思いが込められています。

またスカイホップブルーイングでは今、自社ブランドだけでなく、
外部からの受注生産にも力を入れています。
福岡県内にあるミシュランガイド掲載店2店とのコラボビール製作が決まっているなど、
順調な滑り出しを見せています。

将来的には、生樽から注ぐビールを楽しめるタップバーをオープンしたいという目標を
掲げるスカイホップブルーイング。

周南の地から、とにかくおいしいビールをと、
二人三脚で理想の味を追い求める挑戦は、まだ始まったばかりです。