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やまぐちの底力 株式会社レノファ山口

プロサッカーチームを運営する「株式会社レノファ山口」。
2013年に設立されたレノファ山口で働くのは
役員と従業員あわせて18人。
比較的若い社員が多いのが特徴のひとつです。

営業部長の藏本章太さんは28歳。
蔵本さんは、高校時代サッカー部に所属していました。

【蔵本さん】
「数年前に比べると、クラブをご存じない方はいらっしゃらないですし、
『よく来てくれたね』ってポジティブな意見をいただくことが多いです」

レノファ山口の収入は年間10億あまり。そのうち4割強が広告料収入です。
スポンサーへのあいさつ回りなど、営業部は日々奮闘しています。

一方、営業とは違う方向からレノファをPRする社員がいます。
広報部の冨島勲さん(36)。
かつて社会人フットサルリーグでプレーしていた冨島さん。

今はクラブスタッフとして
ファンサービスをする選手のサポートをしたり、
監督や選手へのいわゆる「囲み取材」の対応をしたりしています。

【冨島さん】
「チームの勝利にはあまり関わることができないので、
それ以外の部分でたくさんお客さんに喜んでもらいたいです」

冨島さんは、選手たちの日々の練習風景を撮影し
インスタグラムにアップしています。

【冨島さん】
「レノファのことをたくさんの人に知ってもらって、
好きになってもらって、スタジアムに来てもらいたいです。」


運営部長の内山遼祐さん(29)は、周南市出身。
かつて下松市を拠点とする「日立笠戸」で選手としてプレーし
天皇杯に出場したこともあります。

【内山さん】
「Jリーグという世界に憧れがあったので、選手としては無理でも、
別の方法で何かかかわる方法はないかなと考えていました」
「小さい子どもがレノファの服を着たり、レノファの応援歌を歌っていたり、
日常のなかでクラブの名前を耳にしたときはやっていてよかったなと思います」


今年の春、入社した藍川眞帆さん(23)は運営部所属。
大学時代、サッカー部のマネージャーをした経験があります。

【藍川さん】 
「試合がうまく進み、サポーターにも何事もなく楽しんで帰ってもらいたい」
「気持ちはレノファが勝ってほしいという思いでいっぱいです」

そんな思いとは裏腹に、この日(2018年9月1日)の試合で
レノファ山口は敗れてしまいました。

【内山部長】
「僕らも選手と一緒で勝ちたいですし、悔しいです」
「運営については、勝ち負け関係なくやることは変わらないので、
お客さんに楽しく気持ちよく帰ってもらえるような運営を続けていきたいです」


プロサッカーリーグの華やかな興業の裏には、
サッカーが大好きで、レノファに情熱を傾ける
「株式会社レノファ山口」のスタッフたちの奮闘があります。