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【山口雑学 へぇ~そうなんじゃあ】厨房の画家 香月泰男
香月泰男の抑留体験を描いた「シベリヤ・シリーズ」は重厚な作風で知られていますが
実は、明るい作品も多く残していたんです。
終戦後に復員した香月は故郷で創作に取り組み1974年に亡くなるまで
戦争や抑留の体験を描き続けました。
「シベリヤ・シリーズ」は57点にも及びます。
実は、香月が本格的に「シベリヤ・シリーズ」を描いたのは
終戦から15年以上経った1960年代でした。
長門市の「香月泰男美術館」では現在、
「ある作風」の絵を集めた企画展を開いています。
松浦館長によると『厨房の画家』と呼ばれるほど、
画材を魚であるとか魚介類をたくさん描いていたそうです。
また世界中を旅した香月は海外の海もたくさん描きました。
作風を変えた理由について、生前香月は多くを語りませんでした。
企画展に足を運んで香月の心境に思いを巡らせてみてはいがでしょうか?