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THANKSキャラバンでGO:周防大島町ウィーク

カンボジア料理人の新たな挑戦

カンボジア出身のリム・ピセイさん。
周防大島町でカンボジア料理の店を経営しています。
店の名前は「オークン」。来日後に、日本語や料理の基礎を教えてくれた
周囲の人への感謝の思いが名前の由来です。

開店準備を前にピセイさんがバイクで移動した先は
近くにある畑。オークンのためにパクチーを作ってもらっています。
 

多くの香辛料や香草を使うカンボジア料理の中でも
パクチーは大事な料理の決め手。
地元では複数の人がパクチーを栽培してくれているそうです。

ピセイさんが移住を決めたのは店の近くに住んでいた
妻の祖父母に結婚のあいさつで訪れたのがきっかけです。
大島大橋を見た瞬間に好きになったと話します。

東京や横浜の中華料理店で料理の腕を磨いたあと、
期間限定で店舗が借りられる町の
チャレンジショップ制度をつかって道の駅で店を始めました。

日本人が食べやすいカンボジア料理と
親しみやすい人柄が人気を呼び、移住して6年。
外入地区に自分の店をもちました。
店は妻の夏さんと2人で運営しています。

平日は、主に地元の人たち、
休日は、町の外からのお客さんで賑わいます。

ピセイさんの料理も友人が作った
周防大島産パクチーも好評です。
ピセイさんは『店を続けることで地域が盛り上がればいいし、
人が増えたら「やったじゃん」と思う』と話していました。