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やまぐちの底力 日本の産業を足もとから支える~秋芳鉱業の石灰石~
美祢市秋芳町の山あいにある秋芳鉱山。
秋芳鉱業はこの場所で、長年にわたり石灰石を採掘しています。
鉱山全体の広さは、東京ドーム25個分。
圧巻のスケールです。
秋芳鉱業は年間800万トンの石灰石を採掘・出荷しています。
全国約250の事業者の中で、第5位を誇ります。
数億年前の太古の海に生きたサンゴなどが堆積して出来た石灰石。
その多くは、セメントの原料として使用されます。
その他にも、鉄やガラスの製造に欠かせない資源で、
ビルや橋、道路の建設など、日本の産業を文字通り“足もとから”支えています。
秋芳鉱業の強みは、少数精鋭・効率的な生産体制です。
その一つがこの長距離ベルトコンベア。
美祢市秋芳町の鉱山から、輸送船が待つ長門市仙崎の港まで
約16.5kmの距離を一直線に結んでいます。
24時間ほとんど休むことなく、コツコツと石灰石を運んでくれる
ベルトコンベアのおかげで、安定供給を実現しています。
江間社長が大切にしている言葉は『地域との調和』です。
地域住民とのふれあいや、豊富な資源を与えてくれる
美祢の土地への感謝を忘れずに仕事に励んでいます。
山の資源を海へと運ぶ、スケールの大きな仕事の裏には
少数精鋭・効率的な生産体制と、地域に寄り添う謙虚な心がありました。