のJチャンやまぐち
やまぐちの底力 廃プラスチックの再生企業「サンポリ」
赤茶色をしたプラスティック製のタコツボ。
北海道から九州まで全国で圧倒的シェアを誇るこのタコツボを作っているのは、
防府市にある企業「サンポリ」です。
原料となるのは、主に梱包材として使われたポリエチレン。
大手のメーカーなどから持ち込まれたものです
プラスチックのタコツボは、先代の社長が開発したアイデア商品で、
それまでのタコツボに比べ、割れないという利点があります。
一方、壊れないタコツボは、買い替えが期待できず、需要は先細りしていく一方です。
サンポリはそこで新たな商品の開発に乗り出しました。
擬木と呼ばれる遊歩道の手すりやマンホールなど、漁業から農業、
そして、土木へと製品の幅を広げています。
父親から経営を引き継いだ鹿嶋英一郎社長は
「タコツボもそうだし今あるたくさんの商品もいつかは売れなくなってしまうものもある。
だから常に新しいものを開発する、ということを心掛けている」と話しています。
廃プラスチックで便利な商品を―。
絶え間ない研究開発で会社の発展とリサイクルの拡大を目指します。