のJチャンやまぐち
【知っちょこ】晴雨兼用?雨晴兼用??
知っておきたい日傘選びのアレコレ

「遮光率・UV遮蔽率100%」——そのラベル、ちゃんと読めていますか?
日傘選びでは、色や形、機能など選択肢が多くて迷いがちです。
そんな「日傘選びの呪縛」を解くヒントを、
Jチャンやまぐちの津山奈穂子リポーターが取材しました。
1901年創業、防府の傘専門店へ

津山リポーターが訪れたのは、1901年創業の傘専門店「オカモト」(山口県防府市)。
数万本の傘が並ぶ老舗です。
同店の岡本さんによると、近年日傘の注文が増え、
特に「色選び」に関する問い合わせが多いそうです。
「表と裏、何色を選ぶ?」シルバーと黒の秘密

日傘には表が黒で裏がシルバーのものと、その逆の組み合わせがあります。
岡本さんによると、この色の違いは機能に影響するとのこと。
表がシルバーの場合——上からの太陽光を反射してくれるため、
差しているときの傘の表面温度が上がりにくくなります。
表が黒の場合——太陽光を吸収してしまうため、表面温度は高くなりやすい。
しかし、地面からの紫外線の「照り返し」には注意が必要です。
裏が黒い方が紫外線を吸収するため、日焼け対策を重視するならこちらがおすすめです。
岡本さんは「涼しさ重視なら表がシルバー、日焼け対策なら裏が黒。
用途に合わせて選ぶのがポイントです」とアドバイスします。
「遮光率100%」が色選びの呪縛を解く

しかし近年は生地の性能が向上。
「遮光率100%」を謳う日傘はJIS規格をクリアしており、
色によるUVカット効果の差は小さくなっています。
そのため、デザインの好みで選ぶ余地も広がっています。
ただし岡本さんは、「あくまで生地の性能値。
地面からの照り返しによる日焼けは防げないので、
日焼け止めなど他の対策との併用が大切です」と注意を促します。
機能もデザインも、進化が止まらない

色と機能の話だけでなく、日傘の「かたち」も進化しています。
例えば、片手でワンタッチ操作できる自動開閉式の折りたたみ傘は、
荷物が多い日にも便利で人気です。
また、津山リポーターが注目したのが、体をすっぽり覆う鳥かご型の日傘。
ドーム状のフォルムがおしゃれなだけでなく、軽量化も進んでおり、
デザイン性と実用性を兼ね備えています。

「晴雨兼用」と「雨晴兼用」、漢字の順番に意味がある

津山リポーターが最後に紹介したのは、
「晴雨兼用」と「雨晴兼用」という言葉の違いです。
「晴雨兼用」——晴れが先に来ているこちらは、遮光など日傘としての機能がベース。
雨にも対応しますが、メインは日差しへの対策です。
「雨晴兼用」——雨が先のこちらは、防水など雨傘としての機能がベース。
最近は雨傘でもUVカット率90%以上のものが多く、用途に応じて選べます。
購入の際は、この漢字の順番をひとつの目安にしてみてください。
傘を長持ちさせるひと手間
せっかく気に入った一本を選んだなら、長く使いたいもの。
雨で使った後は、風通しのよい場所で広げて干すことで骨のサビなどの劣化を防げます。
そして定期的に布用のUVカットスプレーをかけることで、
UVカット効果を持続させやすくなるそうです。
お気に入りの一本で、気分を上げて

今や性別や年齢を問わず、熱中症・紫外線対策の必須アイテムとなった日傘。
機能やデザインも豊富になっています。ぜひお気に入りの一本を見つけて、
これからの季節を快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。


