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【県民サーチ】1日700枚のピザ、2万4000円の大量買い——山口初上陸「ロピア」の熱狂、開店1か月後のリアル

「10点中10点で」
買い物カゴ2杯分、総額2万4000円。
レジを抜けた3人家族の女性は、迷わずそう答えました。
山口県内に初めて出店したスーパー「食生活ラブラブロピア」が、
オープンからおよそ1か月を迎えました。
開店当日は朝4時起きで駆けつけた客もいたというほどの熱狂は、いまも冷めていません。
連日にぎわう店内で、人々は何を手にしているのか。
取材班が買い物の現場に踏み込みました。

「山口市内だけでなく、宇部や防府からも」
オープン初日、開店前から並んだ客はおよそ600人。
「食生活ラブラブロピア、ただいまより開店いたします」——
店員のアナウンスとともに、
待ちわびた客たちが吸い込まれるように店内へと流れ込みました。

あれから約1か月。この日の午前11時、店内はやはり大勢の客で埋まっていました。
山盛りに積まれた玉ねぎ、大きなサーモン、
大容量パックのお肉が棚に並ぶ売り場は、まさに”食のテーマパーク”という表現がしっくりきます。

店長は手応えをこう語ります。
「予想に反して、山口市内だけでなく
宇部市や防府市からも遠方のところから足を運んでいただける。
本当にうれしく感じております」

「焼肉するので、これがいいかなと思って」

にぎわう店内。カートを押す客たちが行き交う
宇部市から2度目の来店という女性に声をかけると、
「明日お客が10人ほどあるんで」と、孫たちのための買い出しだと教えてくれました。
お気に入りはお肉、それも「みなもと和牛」の焼肉盛り合わせ。
ロピアのオリジナル黒毛和牛ブランドで、肉質は最高ランク。
一頭買いをすることでリーズナブルな価格を実現しており、100gで499円です。
「柔らかそうで、いろんなの見たけど、これがいいかなと思って」

脂と赤身のバランスが美しい黒毛和牛。
一頭買いで実現した高品質とリーズナブルな価格が人気の理由
急きょバーベキューを決めた6人家族
山口市に来たついでに立ち寄ったという柳井市の6人家族は、
急きょバーベキューをすることになったといいます。
大量のお肉をカゴに入れる中で一押しはプルコギ。1パック100gで199円です。
店頭で試食した子どもたちは「おいしそう」「バーベキュー早くしたい」と目を輝かせていました。

桃4個入りで1393円。
「1個じゃなかなか喧嘩になるので、4つ入ってたのがありがたかった」
そのほか、大きな赤エビはひとパック716円、大きな桃は4個入りで1393円。
「4つでこの値段は安いかなと思って」という母親の声に、子どもたちも大満足のようでした。

「こんなにおいしいスイートポテトはない」
すでに常連だという女性が手にしていたのは、スイートポテト。
「ほとんどお芋。冷たいのもおいしいし、ちょっと温めてもおいしいし。
こんなにおいしいスイートポテト、ないよ」
夕方には売り切れていることもあるというこの商品、
看板スイーツのひとつになりつつあるようです。

スイートポテトをすすめる常連客。
「こんなにおいしいスイートポテトはない」と太鼓判

およそ45種類——圧巻のキムチ売り場
店内でひときわ目を引くのが、キムチのコーナーです。
その品数、なんとおよそ45種類。
梅干し、うずらの卵、そしてクリームチーズのキムチまで。
チーズのマイルドさと甘辛いキムチのタレが絶妙にマッチしたクリームチーズキムチは、
ワインのお供にもぴったりだといいます。
こうした個性的な新商品は、客の声や現場のスタッフのアイデアから生まれます。
担当者は「試行錯誤しながら、なんとか商品化をしよう、という」と話します。
次々と生まれる新商品も、ロピア人気の大きな秘密のひとつです。

「一週間は持つんじゃないですか」
大きなカゴ2杯分、満杯にして総額2万4000円——。
子どもを持つ3人家族の女性は「一週間は持つんじゃないですか」と笑いました。
一方、子連れで来店した男性の購入額は7500円。
思わず手が伸びたのは、房のまま売られていた大きなバナナでした。
「こんな状態で見たことなかったので買っちゃいました。
400円だったので安いなと思って」。

総菜ベスト3、1位は1日700枚売れるあの商品
ロピア山口井筒屋店の総菜、およそ60品の中で最も売れているのは何か。
3位は「ローストビーフ&牛タン寿司」1199円。
しっとりとしたローストビーフと牛タンを組み合わせたお寿司で、
肉の旨味がしっかりと感じられます。
2位は「ごほうびプリン」270円。
生クリームを使った柔らかくなめらかな食感で、
バニラビーンズの上質な香りも楽しめます。

総菜ランキング2位・3位。プリンもお寿司も、手頃な価格と満足感が支持される
そして1位は——。

堂々の1位はマルゲリータピザ。
1日最高700枚を売り上げるマルゲリータピザ、648円です。
直径30cmという存在感。1日で売り上げた最高枚数は700枚。
店内で生地を手作りし、もっちりと焼き上げられるピザは、できたてで提供されます。

「ぶち得」——値札がお客と会話する
商品の魅力だけではありません。
鮮魚コーナーの値札には「祭りだ!!」「ぶち得」といった言葉が並びます。
山口弁も交えたこの表記、各部門のチーフがひとつひとつ考えているそうです。
鮮魚部のチーフに聞くと、
「対面販売できないときでもお客さんと会話をするため」という答えが返ってきました。

値札で客とコミュニケーションをとる——
そんな工夫もまた、ロピアが愛される理由のひとつなのかもしれません。
食のテーマパークを目指すロピア。
たくさんの商品の中から、お気に入りの一品が見つかりそうです。