のJチャンやまぐち
やまぐちの底力 トラックの荷台を変身 オオシマ自工
柳井市にある「オオシマ自工」は
荷台にスーパーを乗せた移動販売車や理容室を乗せた移動理美容者といった
特殊車両を製造しています。
オオシマ自工の特殊車両は、
ボタンを押すだけで、階段が出てきたり、車内が広がったり、
場所を選ばずサービスを提供することができます。
そのため、過疎地域や被災地など全国で活躍しています。
オオシマ自工の強みは、車内を広げる、「拡幅」という独自の技術です。
秋元徹郎社長は「一般的な拡幅はスライド式だが、
オオシマ自工では折りたたみで拡幅する独自な方法。
折りたたみであれば、車内の段差がなくなり、強度が増す。」と話します。
下ろすと段差ができる階段もオオシマ自工が独自で開発したものです。
階段の厚みを減らすことで、車内のスペースを広くとることができます。
現在、製造のメインとなっているのは、金融機関の窓口を搭載した移動金融車です。
少子高齢化などにより店舗の統廃合を進める金融機関が、
支店の無くなった地域でサービスを継続するために、導入を進めています。
秋元社長は「今後も新しいニーズに対して本気で取り組みたい」と意欲を燃やす。
「無から有を生み出し、実現する」
オオシマ自工ではこの言葉をモットーにオンリーワンの車づくりを続けている。