のJチャンやまぐち
やまぐちの底力 ブルーウェーブテクノロジーズ
LEDを使った照明器具の開発・製造をしているブルーウェーブテクノロジーズ。
建築用のLED照明に限らず、産業用や医療用などの特殊な照明も製造しています。
2011年に東京で設立されたブルーウェーブテクノロジーズは
山口県の企業誘致により2014年に宇部市に工場を構えました。
○坂本眞一 社長
「“小さく明るく美しい”という言葉をキーワードに、
そこにさりげなくたたずんではいるけど
存在を示せるものという照明器具を作ることを目指しています。」
製造工程にはいくつものこだわりがあります。
たとえば、LEDの「白さ」を見る部署があります。
「白色」といっても、個体によって微妙に色が違うそうで、
似ている色のグループに分けます。
これをやらないと、あるところは赤色に寄っていたり、
あるところは緑色に寄っていたりするそうです。
工場には、ルーペを使ってLEDの傷の有無を調べている人もいます。
傷があれば光に影が出るそうです。
組み立て工程は、繊細な手作業によって行われます。
照明器具の製造とともに、
ブルーウェーブテクノロジーズが力を入れているのが、照明演出です。
山口ゆめ花博など県内はもちろん
全国各地でイベントの照明演出を手掛けています。
ピクセルマッピングという手法で、LEDの灯りひとつひとつが
コンピューター制御で音楽と連動しています。
宇部市で行われたTOKIWAファンタジア2018では
10分の演出のために4人のチームで2か月を要しました。
○坂本眞一社長
「ここ宇部市で世界でも先端に近いことをやらせてもらっていて、誇りに思う」
「私は山口を地元だと思っているので、地元の中で創造性を高くしていきたい。
ここでできる最先端はなんだろうって。」