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11月18日 古地図片手にまち歩き~椿東(萩市)~
古地図片手にまち歩き~椿東(萩市)~
県内には、江戸時代の古い地図がたくさん残っています。
最近では、観光資源として活用され、パンフレットも作成されています。
Jのオススメ!では、古地図を元に、その地域を“再発見”します。
今回は椿東をご紹介します。
御国廻御行程記(おくにまわりおんこうていき)は寛保2年(1742)に萩藩の絵師・有馬喜惣太(ありまそうた)が
お殿様の御国廻りに際して書かれた地図です。
元禄11年(1698)東光寺にお参りをする萩藩主のために建てられた橋です。
明治になるまで、萩城下町に入る橋は橋本橋と松本大橋の二つだけでした。
松本大橋の川岸には「扇の芝」と呼ばれる中州があります。
高杉晋作ら幕末の志士たちの軍事訓練の場所になっていました。
松本大橋より石州街道を北へ進むところに「はす池」がありました。
今からおよそ50年前までは蓮田が広がる湿地帯でしたが、現在は民家が立ち並ならび蓮田も一部分しか残っていません。
吉田松陰の叔父・玉木文之進が開設した松下村塾を松陰が引き継ぎ実家の納屋を増改築して開きました。
塾では身分の区別なく学ぶことができ幕末維新期に活躍した高杉晋作や伊藤博文など近代日本の原動力となった数多くの逸材が輩出されました。
安政6年(1859)吉田松陰は江戸で斬首されますが、教え子は松陰の思想を元に明治維新へと時代を切り開いていきました。 

