のJチャンやまぐち
やまぐちの底力 「傘のオカモト」
防府市にある「傘のオカモト」
年間100万本を全国に流通させる県内唯一の傘専門の卸会社です。
社長の息子で4代目の岡本卓麿さん(37)。
3年ほど前からインターネット販売部門の責任者を務めています。
人気が高まっている男性向けの日傘がこちら。
派手すぎず地味すぎず。
大きめのサイズでしっかりと日差しを遮ります。
もちろん雨の日も使うことができます。
環境省の調査によると帽子だけを被った場合に比べ、
日射を99パーセント以上カットする日傘を使った場合、
汗の量はおよそ17パーセント減ることが分かったと言います。
傘のオカモトでは、日によっては女性向けの日傘よりも、
男性向けの日傘の方が多く注文が入る日もあるそうです。
定番から最新のトレンドまで1000種類以上を取り扱う傘のオカモト。
従業員は35人で全国の量販店やインターネットからの注文に対応しています。
創業は1901年(明治34年)。
かつては防府で傘の製造もしていましたが
コスト削減のため平成に入ってからは製造拠点を中国に移しました。
現在は出来上がった傘を中国から輸入し全国に販売しています。
これはどんな風にも耐えるというその名も「耐風傘」(たいふうがさ)。
骨がグラスファイバーでできているため壊れにくく丈夫なのが特徴です。
この折り畳み傘は「超軽量折りたたみ傘」。
重さはおよそ110グラムで
一般的なスマートフォンのわずか半分ほどの軽さです。
カーボン製の骨を使うことで軽さを実現しています。
傘のオカモトのチャレンジ精神が最も現れているのが
写真右側のミニチュア傘です。
大きさは一般的な傘のわずか4分の1。
雨はほとんどしのげませんが、
意外にも需要があるそうで、年間1000本以上売れるんだとか。
年間100種類ほどの新商品を開発するという傘のオカモトが目指すものは―。
岡本卓磨部長:「これから新しい商品開発に対してもチャレンジしていきたいですし、
国内にとどまらず海外に向けても販売したい
という思いでチャレンジを選びたいなと思いました。」
斬新なアイディアとそれを形にするチャレンジ精神で
日々、傘の新たな可能性を追求しています。
【傘のオカモト 問い合わせ先】
住所:山口県防府市大字植松442-4
電話:0835-22-4070