のJチャンやまぐち
通りへ行こう 山口市・下竪小路~後編~
毎週水曜日のコーナー「通りへ行こう」。
県内にある様々な通りをぶらりと散策し、地域の魅力を紹介します。
今回は、山口市下竪小路の後編です。
前編では、100年以上の古民家を使ったお店をご紹介しましたが、
今回は、100年以上続くお店を2軒訪ねました。
まず訪れたのは、明治初期から続く「杉山畳店」。
フローリングの家が増えていることから、畳需要は年々減少しているそう。
業界的に厳しい状況ということですが、縁の布をつけない畳や、
畳表が和紙で作られたものなど、畳にも多様化が求められているようです。
畳の縁の布で作られた、社長さんの携帯電話(ガラケー)入れも、素敵でした。
次に伺ったのは、約140年の歴史がある和菓子店「菊寿堂」。
「食の安全が第一、おいしいはその次」という思いで、4代目が作られています。
戦前からある「すいーとぽてと」は、
サツマイモそのものの素朴な風味、甘さが感じられ
何だかほっこり気分にさせてくれる一品。
秋口から作られる「豆大福」もいただき、皮のしっとりした柔らかさ、
きめ細やかなあんと、大粒の豆の食感を、じっくりと味わえます。
昭和3年に発行された、教科書的なお菓子の本も見せてもらうなど
こちらでも、家に残る歴史を、拝見させていただくことが出来ました。
◆杉山畳店
住所:山口市下竪小路54
電話:083-922-1547
営業時間:午前8時~午後5時 不定休
◆菊寿堂
住所:山口市下竪小路
電話:083-922-1259
営業時間:10時~午後7時
定休日:日曜